正月休み
先週は山形県、今週は宮城県へ出張でした。地方都市の均質化が指摘されている昨今。それでも、私が訪れる地方都市から感じることは、穏やかさ。
地方都市に行くと、時間の流れる速度や、街を歩く人の表情、会話などから穏やかさを感じます。日ごろ首都圏で暮らしていて、忘れがちな大切なことに気づかされます。
先日、三越伊勢丹ホールディングスは、旗艦店である伊勢丹新宿本店や三越銀座店を含む首都圏の8店舗で、2016年の初売り営業を1月3日に始めると発表しました。
取材に対し、同社の大西社長は、「従業員をしっかり休ませ、おもてなしの質の向上につなげたい」、「箱根駅伝の往復どちらかは、家族でゆっくり観戦してもらいたい」、「いずれは正月三が日を休業日にする本来の姿に戻していきたい」と語っています。
目先の損得に惑わされず、長期的、本質的に判断されたこの事例から、私たちが学ぶべきことが大いにあるように感じます。
春木清隆