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ホームホスピス

2年ほど前から手弁当で関わってきたNPO法人。この法人がまもなく、ホームホスピスを開設します。

ホームホスピスとは主に終末期のお年寄りが暮らす民間ケア付きの共同住宅です。自宅に近い雰囲気の中で、きめ細かい介護と医療的なケアを提供する施設で、死期が近づいても病院に搬送せずに最期まで看取る点に特徴があります。

各種調査によると、多くの日本人が最期を自宅で過ごしたいと思っていますが、実際は介護できる家族がいないなどの事情から亡くなる84%の人は、医療機関か介護施設でひっそりと亡くなっているのが現状です。

このホームホスピスが開設し、多くの課題が出てくるでしょう。それらに一つ一つ丁寧に取り組み、一人でも多くの方が安心して暮らせる場を作っていこうと思っています。最後にこの施設のパンフレットの中面にあるコピーをしたためます。

道の向こうの林の中を覗くと
秋谷の海が広がります
昔どこかで観た風景
おだやか森の家は
そんな自然のなかにあります

ある人は、そこで心の準備をします
人生の最期の仕上げをします
友達をよんで心いくまで話をします

雑踏から離れて自然の中でのんびり過ごすところは
海の風と山の風が出会うところ
たくさんの自然は
「人間もいつか土に帰っていく」ことを教えてくれます

天気の良い日には空いっぱいに星が見えます
夏には涼しい風が吹き抜け
冬は薪ストーブのパチパチという音をききながら
本を読んだり毛糸を編んだり

健康な人と同じように過ごせるところ
寂しくないところ
あったかいところ
おだやか森の家は
いつもそうありたいと思います
(引用以上)



今日一日、皆さまにとりまして、素晴らしい一日になりますように・・・。

春木清隆


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