学ぶことと実践すること
夕方、新見付校舎4階の自習スペース。眼下の外堀通りを車が行き交う。ボアソナード・タワーは夕焼けをうつし光り輝いている。背景の空は見事な茜色のグラデーションが刻々と変化する。仕事が早く済み、授業の前に課題に取り組む。合間、ふと見上げた空の美しさに心奪われる。
多忙なスケジュールをやり繰りして大学院で学ぶ。一瞬一瞬が貴重な時間。毎就寝時、倒れこむように寝る。何とも言えない充実した日々だ。1年前の今頃、このような日々は予想していなかった。
陽明学に「知行合一(ちこうごういつ)」という言葉がある。幕末の偉人吉田松陰はこれを「知識をつけることは行動することの始まりであり、行動することはつけた知識を完成させることである。行なわなければ知っているとはいえない。知っていても行なわないのはまだ知らないのと同じである。知って、行なってこそ、本当の知恵、真知である」と解釈した。
坂本ゼミは、現場の最前線で活躍する社会人学生が中心に学ぶ。正にこの「知行合一」を実践するツワモノ・精鋭の集団。周囲の皆さんから受ける刺激は非常に強烈。この刺激だけでも大学院に進学して良かったと思える。来週から1年の最終期であるⅣ期に突入。行動と成果につながり、世のため人のためになる学びを思いっきり楽しむ。
今日一日、みなさまにとって、素晴らしい日になりますように・・・。
春木清隆