修士論文
今年もあと2カ月。修士論文の中間発表が12月にある。入学時の私の論文テーマは〈正しい中小企業経営について〉という漠としたものだった。4月から大学院で学び始め、坂本先生はじめ多くの優秀な教授陣から貴重な教えと刺激を受け、論文のテーマが絞られてきた。
現在の論文テーマは〈中小企業の安定的な利益創出について〉。
書く動機は、過去2回の倒産体験にある。倒産をど真ん中で体験し、倒産による人の不幸を骨身にしみて体験させてもらった。この体験から、自分の周囲からは2度と倒産を出すまい。いや、この世の中から倒産を少しでも減らしたい。という思いが強くある。
現在、いい会社を1社でも増やすべく、坂本ゼミで学ぶと共にコンサルタントとして現場で働いている。現場で聞こえるのは『いい会社は凄いな。どうやったらこんないい会社になれるのか?』という経営者の声である。経営者が働いている人を厚遇したいと思ってもその原資がないのである。貧乏な家の親の心境なのである。
こんな経営者が、泣いて喜ぶような論文を書きたい。会社更生法適用から再上場含め、3回の上場から得た貴重な体験を基に、大学院での学びの成果の一つとして研究し、著したい。そしてその論文が、少しでも世のため人のためになれば、こんなに嬉しいことはない。
今日一日、みなさまにとって、素晴らしい日になりますように・・・。
春木清隆