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視察

Mランド(益田ドライビングスクール)

今週は仕事の合間を縫って、かねてから視察したかったMランド(益田ドライビングスクール)さんを訪問してきました。Mランドさんは人口5万人の島根県益田市にあり、入校者数が年間六千人を超える全国でもトップクラスの自動車教習所です。

大都市圏に立地している訳ではなく、全国に広告を出していない同所に、遠方から人が集まり続ける理由は、卒業生たちの口コミです。今回、同所を訪れ、その理由がスグに分かりました。18歳~20歳の若者たちが皆、「こんにちは!」と挨拶してくるのです。とても自然な感じで…。

教習場に目を向けると「ゲスト」と呼ばれる教習生と「インストラクター」と呼ばれる指導員が教習の前後で、アイコンタクトをしっかりとしながら握手をしています。
同所の卒業生の多くが、「かけがえのない友人ができた!」「たくさんのことを学んだような気がする。また行きたい!」と言っていることが肯けました。

今回は、同所の創業者で、現在は代表取締役会長の小河二郎(こかわ じろう)氏から直接お話をお聴きする幸運にも恵まれました。小河氏は大正12年生まれで今月93歳になられます。小河氏からお話をお聴きした同所の考え方の軸の一つである<三宝を育む>をご紹介します。


小河会長

<三宝を育む>

一、 乗り物に乗った時は
   立っていることを原則にしよう
   座るのは御婦人や子どもです
   世間の人が見ています

   あなたは ― 國の宝です

二、 公共の場に駐車するときは
   出入口に遠い所に駐車しよう

   あなたは ― 地域社会の宝です

三、 家では父親にだけ
   キッチリ挨拶しよう
   これで父親は変わります
   あなたの家族は変わります

   あなたは ― 家の宝です

小河氏は、若き頃、太平洋戦争の南方戦線で戦い、生き残った方です。彼のこの国を思う気持ち、この国の若者を育てていこうという気概が、同所の隅々から感じ取れた有意義な視察でした。


6万坪の敷地の一部を見下ろす


「瞑想室」20年以上前から毎日20分の瞑想タイム(役職員)を取り入れている

今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。

春木清隆


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