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成功のために、まず書き出してみるーーーすべてのものは2度作られる

成功のために、まず書き出してみる
すべてのものは2度作られる



■先週は、数少ない休みの土曜日だったので、
土曜日はリフレッシュの日、日曜日は振り返り&
準備の日と、充実の週末を過ごしました。


土曜日は天気も良かったので、数駅離れた温浴
施設まで10㎞ほど走り、サウナと源泉かけ流し
温泉の露天風呂を楽しんできました。





■先週の本欄で『挑戦し、根をはろう!
インフレに思うこと』と題して、


これから想定される賃金上昇に対して、
会社を発展させる基本方針を情報共有させて
いただきました。


その骨子は
一つ目に、売上増によるもの。
二つ目は、粗利益率増によるものと解説しました。


その2つに共通するのは粗利益額の増加です。
本欄では、粗利益額を軸とする業績向上ついて
共有します。





■ご存じの方も多いと思いますが、
労働生産性は以下の数式で表されます。


粗利益額÷労働量(労働者数×労働時間)


この労働生産性について過去、本欄で何度か
ご紹介しましたが、国別と国内企業規模別で
大きな開きがあります。


まず国別の生産性をOECD加盟38カ国でみると
23位になっています。





■さらに国内の企業規模別生産性をみると
大企業と中小企業で、約2.5倍の差が生じて
います。


この生産性の差が、大企業と私たち中小企業の
賃金格差になっていることは周知のとおりです。





■筆者は、この生産性の差異を、会社を成長させる
伸びしろ=チャンスと認識しています。


そして、中小企業において生産性を上げるため
には、先ほどご紹介した


粗利益額÷労働量(労働者数×労働時間)の


粗利益額を上げていくことが現実的だと認識
しています。





■実際、筆者のかかわっている中小企業は
概ね増収増益で、利益率は向上傾向にあります。


その中で、高収益を好待遇につなげている会社の
一部をご紹介すると



◆10年前、売上10億円で営業利益率3%だった
小売業は、現在売上30億円、営業利益率10%で
3億円の営業利益を安定的に稼ぎ出し、当該
エリアで抜きん出た好待遇を実現



◆同じく10年前は、自己資本比率20%程度で
思い切った投資もできず、営業利益率1%だった
設備・リフォーム業が、現在約100人の社員さん
の冬季賞与に一人平均300万円支給できる体制を
構築し、さらなる好待遇を目指している



◆また、来期創業40年を迎える外食チェーンは
開店30年を経過した店舗でも、売上新記録を更新
する店舗が続出し、10年ほど前は売上高30億円、
営業利益率5%だった業績は、直近で売上高
100億円、営業利益率10%を積み上げ…





■ご紹介した会社は、いわゆる成長業種や
人気業種ではありません。


否、どちらかというと、泥臭い仕事内容で、
求職者からは不人気な業種の代表の会社です。


ではどうして、このような高業績~好待遇に
成長し続けているのか





■それは経営者の「何としてでも実現したい!」
という強い願いが源です。


たとえば、先にご紹介した外食チェーンの
創業者は、店舗数が一桁の頃から年商百億円を
掲げていました。


その強い願望を受けて、役員をはじめとする
幹部諸氏が、経営計画を立て、コツコツと
現場で泥臭く実践してきた賜物がその成果です。





■下表は、現状売上高10億円で営業利益
5千万円の会社が、売上や粗利率を10%上げた
場合の試算です。


その変化によって、営業利益は2倍と3倍なる
ことが確認できます。



■先にご紹介した顧問先の会社でも、このような
計画を立て、売上増もしくは、粗利益額増による
生産性の向上を実現しているのです。


まずは、自分(たち)の実現したい姿や数字を
書き出してみること。


書き出すだけでしたら、リスクもありません。
しかし、書き出さないことには始まりません。


同じ中小企業で、
同じ人間がやっていることなので、


オモイは必ず実現すると
確信を持ってお伝えします。


以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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すべてのものは2度作られる
スティーブン・R・コヴィー
(アメリカの作家/1932~2012年)
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