未来は希望に満ちている~~~ 乙巳(きのと・み)の年に
未来は希望に満ちている~~~
乙巳(きのと・み)の年に
■新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
先ほど、妻と犬の散歩に出かけましたが、
千葉県八千代市は、雲一つない快晴で、
とても清々しい元旦です。
■毎年この時期は、時の流れについて思いを巡らせ、
振り返りを行い、計画をたてることを習慣にして
います。
その際に使用する考え方の一つとして干支(えと)
があります。
干支というと、古くさく、迷信じみた印象を持つ
方もいらっしゃいますが、二千年以上にわたる
長い年月の中で、歴史的観察と統計上の確率など
に基づいて帰納的に研究されてきた考え方で、
時代の流れをつかむ有効な道具の一つとして
活用しています。
■昨年の本欄で以下のような記述をしました。
<以下、昨年記述文>
甲辰(きのえ・たつ)は
冬が終わり、夜が明けて、新たな動きが始まる年。
旧体制や因習などからの抵抗や妨害を受けながら、
地道に実績をあげながら機運を高めていくことで、
将来のさらなる発展に繋げる年でもあります。
<以上>
昨年(令和6年)は
・石破内閣発足
・大谷=「54本塁打、59盗塁」
・生成系AIの進歩
・米大統領選=トランプ氏、4年ぶり返り咲き
という社会的なニュースはじめ、
筆者のまわりでも創業30年目の社長交代や、
別の複数の会社でも来期の社長交代を決定。
さらに違う会社では新規事業の立ち上げ等など
各所で次の時代につながる新たな動きが
始まった年でした。
■さて、今年(令和7年)の干支は
乙巳(きのとみ)です。
乙巳の年の特徴は、成長と変革です。
その特徴を会社や個人の指針として示すと
1,変革の機会
新しい挑戦や転換がテーマとなり、会社や個人に
おいて大きな転換点となる可能性があります
2,辛抱強さが大切
大きな転換点になりますが、スグには思った
ようにいきません。
焦らず、粘り強く取り組む姿勢が求められます
3,多様な成長速度
成果のあらわれ方は、人それぞれ。
早い人もいれば時間のかかる人もいます。
ここでも忍耐強さが要求されます
要は、今年(令和7年)は成長と変革の年ですが、
辛抱強く取り組むことが願望成就の鍵となります。
■ここからは、顧問先の会社の方々に
以前からお伝えしていることですが
令和7年は
「大きな投資案件は慎重過ぎるくらい慎重に」
と申し上げています。
何故なら、過去の乙巳の年であった1905年は
日露戦争が終結した年です。
1905年は、明治維新から近代化という坂を
登り詰め、そこから我が国は軍部主導で
太平洋戦争の敗戦という、どん底に向かう
転換点となった年でした。
(他の乙巳年も同じような転換点傾向です)
■上記のような歴史からの学び、ならびに
昨今の異常気象や、地政学的なリスクなどを
勘案すると、
今まで当たり前とされていた考え方や価値観が
劇的に変化するパラダイムシフトが起きる
可能性が極めて高いと考えているので
「大きな投資案件は慎重過ぎるくらい慎重に」
と申し上げているのです。
■さて、昭和百年にもあたる令和7年は、
大きな変革と新たな創造の機会を秘めた年です。
そして、これから数十年にわたり繁栄に向かって
歩み始める転換点となる特別な年でもあります。
このような時においては、困難を恐れずに前進
する姿勢が極めて重要となるので、
心身の練磨と、家族をはじめ、かかわる会社の
皆さまとの絆を深め、以前にも増して柔軟かつ
情熱をもってあらゆることに取り組んで参る所存
です。
以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
本年、ひとりでも多くの人が
この世に生まれてきてよかった
と思える年になりますように・・・。
日々是新 春木清隆
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過去は過去、未来は希望に満ちている
ウィンストン・チャーチル
(政治家 1874~1965年)
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