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タイミングをはかる

タイミングをはかる



■先週は東京10社めぐりをして来ました。
東京10社とは1868年明治天皇が、東京の鎮護と
万民の安泰を祈る神社として定められたことが
その始まりです。



当日は、朝7時30分からめぐり始め、
10社を終えたのは15時30分。


移動総距離43㎞でしたが、シェアサイクルを
利用し、しかも電動機能つきでしたので楽々と
回ることができました。





■ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが
今回、利用したシェアサイクルがとても便利
でしたので、その概要を共有します。


シェアサイクルは、エリア内に複数配置された
自転車の貸出・返却拠点(ポート)で、
自転車を自由に貸出・返却できるサービスです。



主な特徴として

・24時間いつでも利用可能

・借りた場所と異なる場所での返却が可能
(おびただしい数のポートがあるので極めて便利)

・スマートフォンアプリやICカードで簡単に利用できる

・短時間から長時間まで、必要な時間だけ利用可能

・利用料金は130円/30分~1,800円/12時間





■現在、スマホを利用していない人は少数派です
が、シェアサイクルビジネスを成立させている
背景にあるのがスマホを端末とした各種技術の
活用です。その一例を示すと


・IoT技術を活用したスマートロックシステム

・GPS機能による位置追跡

・モバイルアプリによる予約・決済システム

・クラウドベースのバックエンドシステムによる管理


このようにカタカナが並ぶと、苦手意識をもつ方
もいらっしゃいますが、そんな方でも、スマホが
出現する前までは、どこかへ行くにも地図をひろ
げてルートを確認し、オンライン決済は未経験
だったのです。





■私たち中小企業経営に携わる者にとって、
アナログな業務をデジタル化して効率化を
はかる<IT化>と


業務のデジタル化によってビジネスモデルや
組織を変革する<DX化>は喫緊の課題です。


実際、筆者のかかわっている会社でも、
飲食業で、卓上端末からお客さまに注文して
もらう仕組みの活用や予約システム、
介護事業では送迎ルートの探索、
議事録作成AIの導入などなど
デジタル技術の活用によって生産性を高めている
会社があり、皆さんの会社も同様だと思います。





■中小企業の場合、限られた資源
(ヒト・モノ・カネ・時間)を投入して新たな
挑戦をする場合、そのタイミングがとても重要です。


いかに優れた技術やビジネスアイディアも、
そのタイミングを間違えるとうまくいきません。


そのタイミングを見極めるために、常に世の中の流れや
ニーズなど、あらゆることに感覚を研ぎ澄ませている
必要があります。





■そのタイミングについて中国古典
「四書五経」の一つ『易経』のなかで
以下の3つの「キ」を見極めることで
洞察力と直感力を身につけて行くことが
大切と説いています。


1,「幾」・・・兆しや機敏

2,「機」・・・チャンス、勘所

3,「期」・・・物事が熟して満ちる


以上、シェアサイクルの利用からタイミングに
ついて考えてみた次第です。


今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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現代人は何でも物事を素早く片づけて
しまわないと、何か損をすると思っているが、
得た時間をどう使うか知らない。

(エーリヒ・フロム 心理学者 1900~1980年)
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