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「天命を知る」

「天命を知る」



■先週、大学3年生の息子が海外へ旅立ちました。
年内を目処に世界各国を訪ねる計画です。

学生時代に自分ができなかった学びを
息子が行えることは、自分の喜びです。

彼の人生にとってもいい体験となることでしょう。





■「天命を知る」は、論語の中で
「五十にして天命を知る」と表現されている
言葉です。


これは、50歳になって初めて自分の人生の
使命や運命を理解するようになるという意味を
持っています。


そして、「天命を知る」とは、天から与えられた
自分の役割や生きる目的をより深くわかっている
状態と理解しています。






■今年、周囲の方の何人かがこの「天命を知る」
状態になられたとかんじています。


いずれの方も10年以上前から知り合った人たち
ですが、共通しているのは、その方たちは最近、
命にかかわる病や、事業での大きなトラブルなど
辛い苦しみを経験されていること。


そして、その苦労や困難から逃げることなく、
自分事として、真正面から取り組まれていた
ことです。


ご本人が大変なご苦労をされている中、
話を聴くことや、祈ることなどしか
できなかったですが、晴々としたようすを
拝見し、とても嬉しく思っています。





■「天命を知る」について筆者は


経験から得た考え方や価値観

よのなかや人からの評価

親や教師からの教え

欲や無知から生じる我欲などなど


個人的な意識をまとう自己から余計な
ヨロイを取り外して、その中心にある


「本当の自分自身が求めているもの」を知ること


と解釈しています。





■「天命」というと、会社を大きくするとか、
偉業を達成するなど、何か大きなことをすること
を想起しがちですが、必ずしもそればかりでは
ありません。


否、それよりも、もっともっと、ささいに思われ
ることが大切だと思っています。


筆者が「天命」と思うのは、その生涯を通して
「人も役に立つ」ことをやり続けることです。





■それは、家庭において子供を育て上げること。
これは有名校などに進学させることではなく
人間として自立させること。


仕事では、かかわる人により多くの幸せを
感じてもらうこと。



そのためには自分自身が幸せで、
精神的に、より健全である必要があります。


よって、「天命を知った人」は、上機嫌な人が多い
ような気がします。


そして、「天命を知った人」は生涯をとおして、
成長し続ける人たちでもあると思います。


以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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人生の目的は、自分の魂が喜ぶことを見つけ、
それに全身全霊を捧げることだ

オプラ・ウィンフリー(アメリカの実業家 1954年~)
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