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『8つの打ち手』と諦めない心

『8つの打ち手』と諦めない心


■先週は、仙台〜宇都宮〜長野と仕事で移動し、
自宅で休む日の少ない週でした。


長野では戸隠神社を参拝。
今回は、最も奥に位置する奥社と九頭龍社を
お参りしました。


ご存じの方も多いと思いますが、戸隠神社は
紀元前に建立され二千年以上の歴史ある社です。


神話の舞台にもなっており、約2キロ続く奥社へ
の参道を歩くと、鈍感な自分でも指の先が
チリチリするような感覚があり、国内屈指の
パワースポットといわれていることを体感
しました。


参道は、樹齢300年を超える杉並木が続き、
小さい頃からのクセで、杉の大木を抱いて
数分間目を閉じていると、心がシーンと
静まり返り、幸せな気持ちが満ち溢れてきました。






■1963年に初めて発行された中小企業白書は、
60年以上にわたり日本の中小企業の実態と
課題を提示し、時代とともに内容や分析手法を
進化させながら、中小企業の発展に寄与し続け
ています。


私たち中小企業経営にたずさわる者にとって
価値ある情報が満載で、過去10年のテーマを
みても、時宜に適したものとなっています。


(出所:中小企業白書)





■中小企業白書で共通して取り上げられて
いる内容は

・生産性向上・人材の確保と育成・人手不足対策

・働き方改革・イノベーションと新技術

・事業承継・経営力強化などがありますが


今、自社にとって最適の打ち手は何か?
と問われた時、即座に答えられる方は
そう多くないのではないでしょうか。





■人間が、それぞれ体格や気質、価値観、能力
おかれている環境などが違うように、企業も
固有の事情を有し、個別の対処が必要です。


そのためには、自社の本質的課題をつかむ必要が
あります。


そうです。経営の執行にあたり

『当社にとって、本質的課題は何か?』

を見極めることが重要なのです。





■筆者の体験と研究から、中小企業経営における
『本質的課題』は、概ね8項目に集約されます。


拙著の中で、経営診断から導き出される
『8つの打ち手』として紹介していますが
『8つの打ち手』は、その重要度順に全ての礎となる


①経営者
ここでは、次世代リーダーを含めた事業継承者と
次世代マネジメントチームの組成と育成も含みます。


次に高収益企業の必須要件として、
②経営計画 ③月次決算 ④独自技術・商品・サービス 
⑤人財の採用と育成。


さらに継続的発展のための要件として
⑥社外資源の利活用 ⑦人財の活性化 
⑧継続的未来投資があります。







■実務においては、過去の財務諸表の分析や、
主要メンバーからのヒアリング、組織風土の調査、
市場と競争相手の分析など多面から解析を行い、
会社が達成したい目標や方向性を明確にした上で、
協議をかさねて打ち手を抽出していきます。


これらを経営計画に盛り込んでマネジメント
サイクルを回していくのですが、当初、思い
描いたようになることは例外なくありません。


遠くのゴールを見据え、修正を加えながら、
一歩一歩、近づいていく原動力となるのは、
経営者の諦めない心にほかなりません。


以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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成功とは、失敗に次ぐ失敗にもかかわらず、
情熱を失わないことだ。

ウィンストン・チャーチル
(政治家 1874~1965年)
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