ビジョンの力
ビジョンの力
■先週も土曜日まで仕事でしたので、日曜日は、
夜明け前から起きて、午前中は仕事の充電として、
先週の振り返りと今週の準備。
午後から幕張の浜でジョギング、時間をかけて
ストレッチをほどこし、サウナと温泉を楽しんで、
心身の充電をしてきました。
■この夏、パリ五輪が開催されましたが、
メダルを獲得した選手で、メダル獲得に
対する明確なビジョンを持たない選手は
皆無だと思います。
ビジョン(vison)とは、将来の明確な理想像
ですが、4年の間、自身の全てを捧げた上に、
ケガなどの幾多の困難に直面しても諦めること
なく、習慣を実践し続ける原動力はビジョンの
力によるものです。
■企業経営においても、ビジョンの有用性や運用
方法について多くの情報が氾濫していますが、
ビジョンのもつ力を有効に活用している会社は
そう多くないようです。
それはどうしてなんだろう?と考えてみると、
大きく2つの要因があるようです。
■その第1は、現在のビジョンが心の底から
望むビジョンではないことです。
中小企業の場合、勉強熱心な経営者が、
書籍やセミナーなどで学び、
自社のビジョンを掲げていますが、
それらの多くは型通り、教科書的で、
美辞麗句が多いようです。
そう、現在のビジョンが、経営者が本当に望み、
熱望するビジョンではないのです。
心の底から思ってもいないことを掲げても
それが実現するはずはありません。
■ビジョンの力を活用できていない要因の
2つ目は、作りっぱなしになっているからです。
作ったビジョンは、自分の潜在意識にすり込む
ように、毎日毎日声に出して読み上げることです。
また、人によっては、ビジョンを物語にして
文章化し、持ち歩き、人に話している事例や
ビジョンを図表化し、常に目に付く状態に
している人など
ビジョンを自分の潜在意識にすり込む行為を
習慣の項目として、日々実践することが有効です。
■さいごにビジョンを見直す2つのタイミングに
ついて共有します。
1番目は、会社(個人)のステージの変化です。
会社(個人)の成長にともない、見える景色も
変わってきます。
中小企業の場合ですと、創業から着実に成長し、
一緒に働く仲間が増えて100人を超えた時期
などがビジョンを見直す時期です。
■ビジョンを見直す2つ目のタイミングは
目標の達成時、または未達成時です。
目標未達成時の場合は、立ち止まり、さまざまな
ことを見直すことで、達成への機会となりますし、
目標が達成できた時、たとえば個人でしたら、
目指していた試験に合格した時。昇格・昇進
した時。
会社の場合、数年にわたって取り組んできた
目標を達成した時。株式公開を果たした時など
です。
このような時に、新たなビジョンを設定する
ことで、さらなる成長の大きな原動力となります。
30年以上前にビジョンの力を学び、
ふらつきながらも、習慣を実践し続けて
ビジョンの持つ力を心から実感している次第です。
以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。
日々是新 春木清隆
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夢見ることができれば、それは実現できる。
いつだって忘れないでいてほしい。
ウォルト・ディズニー(実業家 1901~1966年)
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