ゴールデンウィーク雑感
ゴールデンウィーク雑感
■このゴールデンウィーク中は、自宅で諸準備や
墓参りなどしながらゆっくりと過ごしました。
その中の一日は、マラソンとピクニックの造語と
いわれるマラニックをしてきました。
コースは、日本橋 ~ 駒形 ~ 雷門 ~
上野恩賜公園 ~ 上野東照宮 ~
東京藝術大学 ~ 根津神社 ~ 六義園 ~
終点の谷中銀座で18㎞。
都内の景色の良い所で休憩し、写真を撮って
新緑と爽やかな風を満喫し、最後は銭湯で
さっぱりと汗を流して帰宅しました。
■今回、都内マラニックをして、脚腰を鍛える
ことの大切さを再認識しましたが、江戸時代
90歳まで現役で活躍した浮世絵師、葛飾北斎の
活動の源泉も健脚にありました。
葛飾北斎は、人生の終盤、長野県小布施に拠点を
設け、83歳から89歳の間に4回、江戸と小布施
を行き来しています。
江戸から長野県の小布施まで約240㎞。
当時、その旅程は、宿場町に泊まりながら
5泊6日が一般的だったようです。
240kmを6日で割ると1日40km・・・。
江戸時代の日本人の健脚と、当時の平均寿命
35~40歳を考えると葛飾北斎の桁違いの活力に
勇気をもらいました。
■このゴールデンウィーク中、勇気をもらった
もう一つは、矢沢永吉の日本武道館150回目
ライブDVDを観たことでした。
かねてから買って、視聴をたのしみにしていた
DVDです。
ご存じの方も多いと思いますが、彼はこのライブ
の時点で74歳。
その圧倒的な存在は、摂生と精進・鍛錬を
何十年にもわたり、積み重ねなければ到達でき
ないものです。
同じ人間として、大いに勇気をもらった次第です。
■さいごに2019年、糸井重里さんとの対談の
一部をご紹介します。
<糸井>
路地に入ってさ、どっちが正解とか考え出すと、
どんどん知りたくなるからだめだよ。
それより、光の差すほう、っていうだけで。
<矢沢>
すごい抽象的だけど、
「明るい方に行く」っていうのは、
それ、いいかもしれない。
<糸井>
うん。だって、暗い方に行って、
うまく行ったことってある?
<矢沢>
なるほどね。
<糸井>
暗さって、自分の孤独のなかに十分あるから。
<矢沢>
いいこと言うねぇ。
ほんと、そうかもしれないね。
だから、さっきも言ったけど、
ぼくは、迷ったときに
自己暗示をかけるじゃない?
<糸井>
うん。「おまえならできる」って。
<矢沢>
そうそう。
それは、つまり、ひとりのときに、
自分と会話をするわけだよね。
おまえだったら絶対できるよ、
行け、行け、って。
それは、糸井が言ったことと一緒ですよ。
(出所:ほぼ日刊イトイ新聞)
以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。
日々是新 春木清隆
―――――――――――――――――――――
年とるってのは細胞が老けることであって、
魂が老けることじゃない。
矢沢永吉(ロックミュージシャン 1949年~)
―――――――――――――――――――――