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『会して議す』~学び続ける姿勢

『会して議す』~学び続ける姿勢


■朝、身支度をしながらテレビをつけると、
現役の町長が、セクハラをしたとして
会見をしている様子を映していました。


古希を超えるこの町長は、長い人生の中で、
ご自身の言動が、他の人にどのような影響を
与えるかを指摘されずに、あるいは指摘されても、
意に介さずに、生きてこられたのでしょう。


時代の変化とともに、以前は許されていた、
または見過ごされていたことが、アウトと判定
される事象が、あらゆる場所で起きています。


おごることなく、自分を省みることを徹底しよう
と思わされる報道でした。





■仕事柄、多くの会社の会議体に参加する機会が
あります。


会議の内容や進め方は、人間一人ひとりの人格が
違うように、会社によって大いに違いがあります。


しかし、参加されている方たちは、自社の会議の
進め方が当たり前と考えているか、もしくは、
問題意識を持つことなく、会議を終えている
ように感じます。




■会議とは、本来、会して議すこと。


20代の頃から、会議体の主催者としての
経験から、会社経営における会議体のあり方
として、以下の思想と手順が肝要と考えています。


会して(時間厳守)

議する(独壇場にならない)

決する(結論を出す)

行う(決めたことは行う)

検(しら)べる
(行ったことの検証し、精度を上げる)


これら一連の項目を循環させ、
組織の成長につなげることが、
本来の会議体のあり方です。





■人も、会社も、長年続けていることが、
環境変化に適応できていない状態であっても、
自ら気づくことは難しいものです。


それらへの対処法として、先週(2/28)に
発信した小欄で


『過去の成功』を手放す経営


と題して、すでに持っている知識や価値観などを
破棄することで、思考をリセットさせる学習方法
である「アンラーン(unlearn)」について解説し


以下2つの処方箋をお伝えしました。


1,居心地の良くない環境で一定期間以上を過ごす

日常、経営者・幹部をとがめる人は多く
ありません。

そうすると、どうしても、過去の思考法や
習慣に流されがちです。


自分の年齢や立場などが厚遇されない場、
例えば、新たな習い事を始める、(異国への)
ひとり旅、地域の活動などに参加するなど
がその具体例です。

誰も伴わずに、一人で行うことが肝心です。



2,振り返る
私たちは神さまではないので、日々、思考や
言動の過不足が生じています。

これを振り返ることです。例えば日記を書く、
誰かにフィードバックをもらう、瞑想をするなど
は、即効性は期待できませんが、確実な成果が
期待できます。



自治体の責任者のニュースや、会議のあり方から
あらためて、自らを省み、修めることの大切さを
感じた次第です。



以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。

日々是新 春木清隆

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20歳であろうが80歳であろうが、
学ぶことを止めてしまった人は年老いる。
学び続ける人はいつまでも若い。

ヘンリー・フォード(1863~1947年 アメリカの企業家)
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