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天職と習慣

天職と習慣


■今週の日曜日(2/18)、2011年から顧問をして
いる会社の特別研修でした。


日曜日の午後、任意参加の形式で開催しましたが、
役員を除き21人の方々が参加されました。


内容は、“大谷翔平選手も使用した、
マンダラートを用いて、自らの人生を考えよう“
というものです。




■大谷選手の描いたマンダラートはご存知のかた
も多いと思います。


彼が花巻東高校1年生の時に、3年後にドラフト
1位指名で8球団から指名を獲得することを目標
に掲げ、そのためにやる事を書き出したものです。


大谷選手が書き出したやる事は、8項目にそれぞれ
8個あり、計64個です。

世間一般では、現在、彼が活躍している姿から、
このマンダラートを描くことで、その成功に
あやかりたいという思いから、最近注目されて
いるように思います。





■しかし、マンダラートを描いただけでは願いは
叶いません。


大谷選手の場合ですと、少なくとも日々64個の
ルーティン(習慣)を実践し続けることで、
その願いに近づくことができます。


この会社では、私が関わった当初から、各人が
設定した毎日10個の習慣実践を行っているので、
最低64個の習慣を日々実践し続けることの
難しさは、肌身に染みて感じている人たちです。




■では、どうしたら、一見大変だと思われる習慣
をやり続けることが出来るのか?


それは、大谷選手が

「何のために生まれてきたのか」

「何のために仕事(彼の場合野球)をしているのか」

を明確に、潜在意識のレベルで認識している。

すなわち、揺るぎない信条となっているからです。




■今回この特別研修を実施するにあたり、事前に


「何のために仕事をしているのか」
について提出してもらいました。


提出された内容を読み、そのレベルの高さに
驚きました。皆さん高い意識レベルで仕事に
取り組んでいらっしゃることが感じ取れたのです。


その中から、2021年に高校を卒業した
入社3年目の社員さんの文章をご紹介します。


<以下 前略>

この会社に入社して、新入社員研修を受けた際、
「天職」の話が上がった。

この研修を受けていた時、仕事の辛さや大変さなど、
マイナスの面でしか視点を持つことができず、
「天職」と聞いても、あまりぴんと来なかった。

しかし、この仕事を始めて数年経過した。
今では、「天職」という言葉を身近なものと感じ
ている。

行っていて大変に感じることや、辛くて逃げ出し
たいと感じることもあるが、お客様の力や助けに
なれていることを知ると、この仕事を選んで良
かったと感じている。


私は1人でも多くの人を何らかの形で支え笑顔に
するために働いている。

それはお客様だけではなく、一緒に働いている
スタッフに対してもだ。

<以上 後略>





■この会社は、元々このような素敵な人たちが
集う会社ではありませんでした。


むしろ、会社方針に対して、非協力的あるいは、
冷やかに見ている方が少なくない会社でした。


そこから新卒採用を始め、彼ら彼女らの育成に
注力し続ける(他の打ち手も進行中)ことで、
現在に至ります。




■最後に、特別研修のおわりに私から受講者の
皆さんにお伝えしたメッセージを記します。


『今日、私たちは、仲間とともに、自分の人生に
ついて考え、感じる、豊かな時間が持てました。

これから自宅に帰り、今日あるいは明日以降で、
一人の時間を作り、自分の幸せな人生、理想の
人生につて、思いを致し、書き出しましょう。
そしてそれを、習慣実践で毎日、唱えましょう!

何故なら、これからの人生も、苦労や困難の
連続だからです。

何故なら、私たちは、大谷翔平のような天才
ではないし、強くもない、凡人だからです。


しかし、その凡人の私たちでも、コツコツと、

日々、心新たに、習慣実践することで、

ささやかかもしれませんが、

何物にも代えがたい、素敵で幸せな人生を

歩めるのです。


今日は有難うございました・・・。』


以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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「性相近也。習相遠也」

(人の本性は皆ほとんど同じである。
違いが生じるのはそれぞれの習慣によってである)

孔子(思想家 紀元前551年 ~ 紀元前479年)
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