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大切な振り返り

大切な振り返り


■先週、月曜日は雪の降る仙台で1泊。その後、
香川県に移動し、高松で2泊。翌日は瀬戸大橋を
渡って尾道を経由し、広島県三次市で1泊と、
出張続きの1週間でした。


忙中閑あり。
一晩で銀世界に輝く朝の街と、穏やかな瀬戸内に
点在する島々の景色に心洗われる思いでした。





■多くの会社では目標があります。
しかし、その目標を確実に達成し続けている
会社はごく僅かではないでしょうか。


目標を達成し続けている会社の共通点の一つが

<振り返り>

をしっかりと行っていることです。





■マネジメントサイクル
PDCA(PLAN・DO・CHECK・ACTION)の
重要性はどなたも認識されていますが、

目標を確実に達成し続けている会社は
C(振り返り)とA(改善)を着実に
実践している会社です。





■筆者は社会人になりたての頃から、毎月、
レポートの提出を義務付けられていました。


その中で<観察><分析><判断>
という切り口で結果を振り返るクセを
つけてもらいました。


最初は義務感だけで書いていましたが、
責任ある立場になり、何としてでも達成したい
目標が出来て、どうすれば達成できるかを
考え抜くようになりました。


部門長になり、部下と共に仕事をするようになって
部下にもこの<振り返り>を習慣づけました。


そうです、部下にも考える習慣を身につけてもらい
部門が目標達成する原動力にしたのです。




■PDCAは月1回行うものではなく、
最低でも週1回、重要度の高い事案は
毎日行います。


<振り返り>は自分たちが変化し、
成長するチャンスですから
月1回と毎週では、その成長速度は
4倍以上になります。




■<振り返り>対話の際に行うのは、
いわゆる管理ではなく、考えることです。
部下とともに、どうしたら達成できるかを
考え抜くことです。


この、あと一歩、二歩と踏み込む行為を
一般的には「詰め」と呼びますが、

この「詰める」行為は、仮説に対する検証であり、
人を追い詰めることではありません。
ある種の知的挌闘です。




■こうして考え抜くことで、
次なるアクションプランが立案されます。

アクションプランは次の仮説で、
検証可能な具体策です。

たとえば、集客率が下がっている場合
「露出媒体をこのように変更しよう」とか

生産性を上げる場合
「この道具を導入すると◯◯時間/週の時間創出につながる」などです。


<振り返り>がうまく機能していないのは、
その多くは、仮説が立てられていないか、
仮説を変えずに人を責めたり

「とにかく頑張れ!」と精神論のループに
陥っている場合です。




■経営において、目標とは、業績にかんするもの
から、品質・人財・財務など、あらゆる領域で
重要と認識され定量化されたものです。


その目標を達成するために
自社のマネジメントサイクルの
質と量を改めて見直してみたいものです。


以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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過去を覚えていない人は、
過去を繰り返す運命にある

ジョージ・サンタヤーナ
(哲学者 1863-1952年)
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