仕事が楽しい!
仕事が楽しい!
■今週の月曜日(12/25)顧問先の会社の
新卒フォローアップ研修でした。
この研修には新卒の他に、先輩社員が参加して
います。
今回参加した先輩社員は2020年入社の方です。
高校を卒業して入社したこの方に、初めてお会い
したときの正直な印象は、非常に線が細く、
大丈夫かな、というものでした。
実際、今回、彼に話をきくと、当時ご両親も
いつまで続くか心配だったようです。
しかし、今回、久しぶりに会った彼は、お世辞
抜きで、立派に、逞しく成長していました。
■先輩社員の体験談で話した彼は
「仕事が楽しい!」
「仕事は、大変だけど、楽しい!」
と後輩社員に語っていたのです。
質疑応答でその詳細を聞かれた彼は
「仕事をとおして人の役に立つこと」
「仲間から感謝されること」
が仕事が楽しい理由と答えていました。
■先輩社員の彼も新卒時に参加した、
この会社の新卒フォローアップ研修は入社
初年度に毎月1回、全12回行います。
目的は
「人として、ビジネスパーソンとして幸せに
なるための知識と技術を習得する」です。
そして1年を通してあらゆる角度から確認し
続けるのは
「目的(なんのために)」です。
「目標」や「手段」が目的化されることが
多い昨今。
「目的」を明確に認識しないままで、
「目標」を追い続けることで、疲弊している組織や
人が少なくないと感じています。
■筆者は世の中で使われる「人材」を「人財」と
書きます。
それには色々な意味がありますが、その一つは
「人材」を「人財」にするのが会社の目的の一つ
ということです。
世の中で、どんな組織でも活躍できる「人財」は
そう多くないことは容易に想像できます。
まして、私たちのような中小企業で働いてくれる
人はなおさらです。
■「人材」の強みや良さを引き出し、
「人の役に立つ人」に育て、その喜びを感じ
取ってもらうことが、私たちの責務であり、
役割だと認識しています。
そのような考え方から、筆者は「教育」を
「共育」と表現することが多くあります。
それは、「教育」の語源になっている
エデュケーション(Education)の引き出すという
意味から人の興味や能力を引き出すという意味と
くわえて、「共育」は自分にはできない何かを
「やってくれる」人に育ってくれるよう、
自らも、深い眼差しをもって共に育つ姿勢を
持とうという意味でもあります。
■近い将来、多くの仕事(会社機能)をAIが
代行することになっても業務そのものを
「自発的」に「価値」に結びつける「人財」の
あり方を
「仕事は大変だけど、やればやるほど、
仲間やお客さまに喜んでもらえる」
「皆の喜びが自分の成長であり幸せ」
と語った先輩社員の彼から学んだ一日でした。
以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
新たに迎える年が
皆さまにとって最幸の年となりますように。
日々是新 春木清隆
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「させられる仕事」から「する仕事」に変わるとき、
苦しみは喜びに変わり、生きがいに眼を輝かせる
東井義雄(教育者 1912年~1991年)
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