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和顔愛語(わげんあいご)

和顔愛語(わげんあいご)




■今週の日曜日、友人家族が遊びにきてくれ
ました。友人のお嬢さん(小学校4年生)が、
犬が大好きで、ペットショップで触ることは
できるが、一緒にお散歩をしたいという希望を
叶えるためです。


昼と夕方、みんなでお散歩をして、とても豊かな
気持ちになりました。





■わが家のワンコは、今年12歳。
人間ですと立派な高齢者ですが、
だれに似たのか、落ち着きがありません。


そんなワンコが昨年の夏、病気になり、
手術のため入院しました。


術後2日目、家族3人でお見舞いにいきました。


彼の姿を見た途端、3人とも無言で涙…。


体重6kgの小さなワンコの表情やまなざし、
身体から発する雰囲気から、深い落胆や喪失感、
そして、打ちひしがれた感覚を私たち3人は感じ
取り、カミナリに打たれたようにその場に立ち
つくし、ただただ涙したのです。






■ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
ノンバーバルコミュニケーションという言葉が
あります。


態度・表情・アイコンタクトなど言葉以外の
手段をつかったコミュニケーションのことです。


また、「メラビアンの法則」という実験結果が
あります。


これは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の
心理学者であるアルバート・メラビアンという
人が行い、


言葉に対して、表情や態度を、人はどう受け止め
るのか、について実験をしました。


結果、

表情や視線など見た目や仕草による「視覚情報(Visual)」が人に与える影響度は55%、

声の大きさや話すスピードなどの「聴覚情報(Vocal)」は38%

会話そのものの内容である「言語情報(Verbal)」は7%

というものです。





■言葉を話せぬわが家のワンコを見て涙した
ことは、言葉以外のコミュニケーション手段の
大切さを痛感するものです。


ひるがえって、理性と言葉をもつ私たちは
言葉や表情をどれだけ意識しているでしょうか。


日ごろ、筆者は、

『親や役職者は、子どもや部下にとって環境です。』

と申し上げています。


弱者である子どもや部下にとって、親や上司の
表情や言葉で、晴れやかな気持ちになるか否かを
左右するという意味です。





■和顔愛語(わげんあいご)という言葉がります。
これは、おだやかな笑顔と思いやりのある話し方
で人に接することです。


よのなかを見渡すと、戦争や紛争、残忍な行為が
行われています。このような情報に接すると、
とても心が痛み、悲しく、いたたまれない
気持ちになります。


何もできない自分の非力さを感じつつ
自分にできることは、「和顔愛語」。


大切な家族はじめ、ご縁ある人たちに

否、コンビニのレジの人など、出会った、

できるだけ多くの人たちにも

おだやかな笑顔と思いやりのある話し方を

していこうと思った今朝でした。


以上、最後までお読みいただき
有難うございました。

今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。


日々是新 春木清隆


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楽しいから笑うのではない、
笑うから楽しいのだ
ウィリアム・ジェームズ(哲学者・心理学者 1842~1910年)
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