新卒採用の力
新卒採用の力
?10月7日〜9日の三連休は、合宿研修
(受ける方)でした。
旅行者で混み合う東京駅から、伊豆半島へ、
海と緑に囲まれた環境で、非常に密度の濃い
時間を過ごせました。
今回の学びの場は、全国から集まった20人。
男女比は、ほぼ同数です。社会的責任の高い方が
多く、とても刺激的な場となりました。
?同じく先週、関係している会社の幹部合宿
でした。
2015年から毎年行っているこの合宿では、
中期経営計画の進捗状況の確認と、来期の取り
組み内容と計画がテーマです。
4つの事業部門と2つの支援部門の責任者が
発表し、密度の濃い議論を通して、より精度の
高い計画を作り上げます。
今回の参加者は、社長以外にこの会社に新卒で
入社した5名とM&Aで途中参加した3名の幹部連。
?2日間で感じたこと一つは、新卒採用の
重要性です。
創業70年を超えるこの会社では、50年以上
前から、新卒採用に取り組み、会社発展の
源泉としてきました。
今回の合宿参加者は、社歴20年・30年を
超える幹部で、全員、現場からの叩き上げ。
よって、通常の会社で話し合う内容より
2歩、3歩と踏み込んで質疑応答するので、
話し合いの内容が濃いのです。
当然、計画とその達成度合いの精度は高く
なります。
?新卒採用の効能は想像以上に大きなものです。
筆者の体験からも、年商3億円、債務超過の会社
が、その後9年で株式公開した、大きな原動力に
なったのは新卒採用で入社した人たちです。
営業パーソンとして採用した人たちが、
1年以内で収益に寄与するビジネスモデルを
確立した後、採用に取り組みましたが、
当初は中途採用だけでした。
なぜ中途採用だったかというと、自分の会社の
レベルでは、新卒採用はムリという固定概念が
あったからです。
しかし、中途採用者を何十人採用しても当初の
目論見通りにはなりませんでした。
?中途採用では会社発展が望めない、あるいは
気の遠くなるほど長い期間がかかることが
分かったので、新卒採用に踏み切りました。
新卒採用初年度は、まだ採用投資額も少なく
地元から4名の新卒を採用しましたが、
当方の愛情不足と不慣れで、1年以内に全員が
いなくなりました。
?その翌年、会社の財務内容は、まだ脆弱でした
が、毎年、全国2,000人以上の学生さんから、
10名前後の採用をさせてもらう思い切った
採用投資を行いました。
採用に関する定量・定性の基準を作り、
妥協しない姿勢で選考を進めます。
採用活動は全社総動員体制です。
それだけ厳選した学生さんたちなので、
仕事への意欲はもとより、能力も抜群で、
期待以上の成果を出してくれました。
?以下に新卒採用初年度、とても申し訳なく、
悔しい経験から作ったプログラムをご紹介します。
(当初作成分から随時更新しています)
採用した人を受け入れる際、標準化するための
施策例で中途採用者にも使えます。
以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も皆さまにとって、
素晴らしい一日になりますように。
日々是新 春木清隆
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人を選ぶとき、家族を大切にしている人は間違いない。
仁者に敵なし。
私は人を使うときには、知恵の多い人より
人情に厚い人を選んで採用している。
渋沢栄一(実業家 1840~1931年)
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