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愚直に、泥臭く、やり続ける

愚直に、泥臭く、やり続ける


■先週の土曜日(16日)は、親しい方に
教えられた人の講演会に参加し、大きな
感動を得ました。


4時間半の講演時間でしたが、あっという
間に時間が経ち、たくさんの勇気と希望を
もらいました。


講演者の無欲の熱誠が放つエネルギーに圧倒され、
受講した自分に何が出来るか、どう変われるかを
今でも自問自答しています。




■同じく先週、顧問先の幹部会議でこの5年ほど
継続して取り組んでいる<第2領域>に関する
振り返りを行いました。


ご存じの方も多いと思いますが、
<第2領域>とは、時間の使い方を下表の四つに
分類するフレームワークで、有効な時間の使い方
を考える際のキーワードです。



一般的に<第2領域>にしっかりと時間を
使うことで、生産性が上がり、長期的にみると
望むものを得ることができるといわれています。






■今回、振り返りを行った顧問先の幹部会議では
2018年から組織的・継続的に管理職の
<第2領域>を増やす取り組みがなされています。


振り返りの前に、事前アンケートに記入して
もらった集計結果では、5年ほど前に比べ、
管理職の<第2領域>の割合は5ポイント
上昇しています。




上昇している要因として

・増えた理由は<第2領域>が大事という確信が
持てたから。作業を他の人に振れるようになった
ため

・意識することで、少しの時間でも<第2領域>に
回せるようになった。




■さらに事前アンケートでは
<第2領域が増えて実感していること>
という設問があります。代表的な回答は


・一人一人が成長する事で、やりがいに
満ちあふれ、アルバイトの紹介でアルバイトが
集まってきている。


・出勤してから退勤までの間にマネジャーが
業務に追われることが無くなったので、
余裕をもって色々な事を管理できるようになり、
トラブル防止やクレーム減につながったように
思える。端的に言うと、事業所内が落ち着いた。    


・部下に任せる事でお互いの良いところと悪い
ところなどを素直に認めあっていると思います。
これまでは私止まりになっていたなと感じる
部分がありましたが、その部分をなくしていく
ことでみんなが楽しく働けることのきっかけに
なっていると感じました。


・お客様からのアンケートによるお褒めの言葉が
多くなったからです。




■管理職の執務時間で、<第2領域>が
5ポイント増えたことで、上記のような
コメントが寄せられていますが、
この会社では、それ以外の施策も奏効し
全社ベースで


1,労務体質の著しい改善

2,コロナ禍中、過去最大利益の創出

3,今期も増収増益見込みで記録更新予定


こう書き出してみると、平易なことように
感じますが、この会社の5年間は、私たちと
同じく逆風吹きすさぶ厳しい環境下でした。


上記のような結果は、役員はじめ幹部、社員さん
たちが、経営理念というキレイごとを軸に一丸と
なって、泥臭い日々の戦いをコツコツとやり続け
られたことが、その真因であると感じています。


以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も皆さまにとって、
素晴らしい一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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キレイごとの好きな人は、
とかく実践力に欠けやすい。
けだし実践とは
キレイごとだけではすまず、
どこか野暮ったく、
泥くさい処(ところ)を免れぬものだからです。

森信三(教育者 1896~1992年)
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