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「できる人」から「できた人」へ

「できる人」から「できた人」へ



■普段は、充電にあてている週末ですが、
このところ稼働する週末が続いています。


9日(土)は、午前中WEBミーティングで
午後から渋谷で打合せ。


日曜日の午前中は、<人を大切にする経営学会>の
年次総会参加でした。




■9日(土)の午後、渋谷駅前のテレビでよく
見るスクランブル交差点を渡っていたときに
感じたことです。


おびただしい数の人が行き交う中、その場の
空気が、イイ感じなのです。


すれ違う人たちの表情は、嬉しそうで、
楽しそうです。


微笑んでいる人も少なくありません。


平均年齢20代後半、外国人比率20%(主観)
行き交う人の中には、スマホで自撮りする人
もいます。


思わず「平和っていいよな~」
と小さく声に出していました。




■一方、日常、よく通る大手町や東京駅で
すれ違う人たちは、


眉間にシワ・不機嫌そう・余裕がない…。


その場の空気は、


カタイ、ツメタイ、イジワル(主観)です。




■社員さんの心の状態と、会社の業績の相関関係
は多くの学術論文でも著されています。


マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授
は成果を上げる組織には共通のグッドサイクルが
あると唱えていることは、以前、本欄でもご紹介
しました。


<成功循環モデル>といわれるこの理論は


(書籍より筆者作成)


バッドサイクル
①結果の質:成果が上がらない
②関係の質:対立、押し付け、命令
③思考の質:受け身、失敗回避
④行動の質:自分最適、消極的
⑤結果の質:さらに結果が出ない

グッドサイクル
①関係の質:対話、お互いに尊重
②思考の質:気づき、アイディア
③行動の質:新たな挑戦、助け合い
④結果の質:成果の実感
⑤関係の質:信頼関係の高まり


が中核をなす理論で、要は

<お互いの関係をよくすることから始めよう>

と理解しています。




■会社において、お互いの関係をよくすることの
起点となるのは経営者をはじめとした幹部の言動
です。


筆者の唱える幹部の要件は、才(仕事ができる)
プラス徳(人柄がよい)です。で


才(仕事ができる)<徳(人柄がよい)
すなわち、仕事ができることは当たり前で、
人柄がより重要と考えています。


本来、幹部になっている方は、仕事ができる人。
この幹部が人柄がよい、すなわち


・困ったときには、助けてくれる

・いつも、上機嫌

・人によって態度を変えない

・仕事に対する熱意・執念がハンパない

・かっこいい(容姿だけではなく)


などと部下から思ってもらうことが
「できた人」を目指す人の指標になります。


<いつも、上機嫌>などは、筆者もなかなか
出来ていませんが、「出来た人」を目指し
成果が上がる会社作りに邁進したいものです。


以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も皆さまにとって、
素晴らしい一日になりますように。

日々是新 春木清隆


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わが子にしてほしいことを、
まず親たる自分からはじめる。
森信三(教育者 1896~1992年)
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