部下とのかかわり合い
部下とのかかわり合い
■上場企業にお勤めの複数のマネジャーの方たち
と個別で定期的にウェブ面談をしています。
対話の内容は種々雑多ですが、面談のテーマを
整理すると、おおよそ以下の3つに大別されます。
健康・業績(お金)・対人関係
その中で最も多いのは対人関係です。
今回は、仕事における部下とのかかわり方に
ついて情報共有します。
■部下とのかかわり方のお話をお聴きしていて
よく出てくるコメントは以下のようなものです。
・そもそも(かかわる)時間と余裕がない
・部下のヤル気が少ない(あるのか?)
・何度言っても同じミスを繰り返す
・思ったように成長しない
■さらに、部下と話している内容について
整理すると
①部下の過去
②部下の未来
③自分の過去
④自分の未来
それぞれの場面での象徴的なセリフは
①昨日はどうして遅刻したんだ
②この調子だと目標達成も難しい
③今まで、何度も言っているじゃないか
④また遅刻して、その後始末を私がしなければならないのか
このようなコメントから、課題解決や
部下の成長は望めません。
■マネジャーが焦点を絞るポイントは、
<今の自分>
下表の赤い線の部分です。
過去でもなく、未来でもありません。
ましてや部下(他人)でもないのです。
<今の自分>のあり方、やり方をかえていくのです。
・過去をいくら論じても、
過去は1mmも変わりません。
・未来をどれだけ考えても、
(考えているだけでは)
理想の未来は実現しません。
・自分を変えることと、
部下(他人)を変えること、
どちらが難しいでしょう?
・そもそも、部下(他人)は
変わることに同意していますか?
このようにエラそうに書いていますが、
恥ずかしいほどできていない自分がいます。
それでも、あきらめずに、反省と手直しを
続けていこうと思っています。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。
日々是新 春木清隆
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焦らない。でも、あきらめない。
斎藤茂太(精神科医 1916~2006年)
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