最も大切なこと
最も大切なこと
■先週、以前、いただいた胡蝶蘭を家内が
株分けし、手をかけてくれていましたが、
昨年と同じ時期に花を咲かせてくれました。
わが家のダイニングテーブルにあるこの花。
日常、ふと気がつくと、家内はこの花を眺めて
いることがよくあります。
そして、食事の際にこの花のことをよく話題に
します。
人も花も、気にかけてもらえると、嬉しい
気持ちは変わらないのでしょう。
お陰さまで、多くの恵みをいただいています。
■今週、筆者の関係する会社で、心震えるお話を
聞いたので共有します。
その会社は、静岡県静岡市にある
村田ボーリング技研株式会社です。
創業は1950年。
金属表面処理加工業を営む
社員数91名の会社です。
https://www.murata-brg.co.jp/
■お聞きしたお話は、このコロナ禍に他界された
社員さんお二人のことです。
お二人とも60代の技術者(職人さん)で、
肺がんで亡くなられました。
そのお二人が、人生さいごの希望として、
親族の方に伝えた内容が、同じだったのです。
その内容は
・オレが棺に入るときは作業着をきせてくれ
・霊柩車は、いつもの通勤路を通り、会社の前を通ってくれ
写真、右手の帽子をかぶった方は、亡くなれた方
が、お弟子さんのように接した人で、慕っていた
師匠が亡くなられてから、しばらくの間は気の
抜けたような状態だったそうです。
当日、社長以下、全社員が、会社の前に並んで、
さいごのお別れをしています。
■おわりに、亡くなられた方のお姉さまから
会社に届いたお手紙をご紹介します。
<以下、お手紙>
弟 芳男が在職中は長い間大変
お世話になり誠にありがとうございました。
又 通夜に際しましては格別なるお心遣い
を賜り厚くお礼申し上げます。
早いもので 百か日がすぎ 少しずつでは
ありますが 落ち着きを取りもどしつつ
あります。今淋しさを痛感しています。
もう2度ほど弟が夢の中にでて来ました。
百か日目の朝方のことでした。いつもきびしい
顔で仕事帰りに寄っていた顔がうその
ように本当におだやかなニコニコ顔で笑って
ました。
又 ビデオメッセージ
(筆者注:全社員から入院中の故人へのメッセージ)
をいただき本当にありがとうございました。
本人にみせることがかなわず残念でした。
私たち家族、友人でみせていただき
ましたが、涙がでました。
きっとどこかで みなさんの姿をみている
ことでしょう。
本人にかわりましてお礼申し上げます。
メールの中にこんな文章がありました。
「オレをとりまくすべての人に
感謝する」
本当に いろいろ ありがとうございました。
<お手紙ここまで、原文のまま>
以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も皆さまにとって、
素晴らしい一日になりますように。
日々是新 春木清隆
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最も大切なことは
最も大切なことを
最も大切にすることである。
スティーブン・R・コヴィー
(アメリカの作家/1932~2012年)
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