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中小企業のコンプライアンス

中小企業のコンプライアンス


■週末は、友人家族が泊まりに来てくれました。
その中に小学1年生の男の子がいて、一緒に遊び、
久しぶりに無邪気な気持ちになれ、とても楽しい
時間をすごせました。




■先週、関係している会社の幹部会議でコンプ
ライアンスに関する情報共有を行いました。


昨今、私たち企業経営に携わる者にとって、
不祥事リスクが高まっていることを実感して
います。


その背景は、ネット環境が整備され、誰でも
簡単に情報拡散ができるので、炎上の危機と
隣合わせの日常・・・。


すべての事業活動がデジタルに記録され、不当
行為は、動かぬ証拠で隠すことが不可能な時代に
なり、写真も録音もいつでも簡単にできる環境の
変化があります。




■経営において、その活動の正当性を定める
法令は個人情報保護法・労働法規・商業取引法
はじめ、多岐にわたります。


また、企業の採った行為が、法律に違反していな
くとも、健全な商慣行や社会的要請、倫理的な
ハードルが高くなっている風潮もあり、経営者が
「知らなかった」
では済まされない時代となっています。


帝国データバンクの調査によると、2020年度の
コンプラ違反倒産は189件ですがこの調査では
コンプラ違反による風評被害からの売上不振は
カウントされていませんので、実数はこの数倍
から数十倍になると推察します。




■当日、幹部の皆さんと共有した情報は、上記の
背景に加え

1、法令違反の事例

2、ハード・ロー
(法令のように強い拘束力を伴う規範)と
ソフト・ロー(法的な拘束力がない社会的規範)
の概要と事例

3,コンプライアンスの目的・⽬標は、形式的な
取り繕いをすることではなく、企業本来の正しい
使命を全うすること


などを共有した上で、参加者から自社ならびに
自部門で懸念される事項とその対策について
協議しました。


その中で出された懸念の一つに、該社が信号の
ない道路を隔てた両方に事業所があり、危険防止
の観点から、両事業所の往来は車で行うという
内規があるが、皆さん面倒で守られていない。
という、現状があり、協議の結果、車の使用の
徹底という結果になりました。


数年前まではOKだった言動が、知らぬ
うちにNGとなっている現在、改めて身の
回りを見直してみたいものです。


今日も皆さまにとって、
素晴らしい一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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規範とは「正しさ」の判断基準であり、原則「0」か「1」
ユルゲン・ハーバーマス(哲学者 1929年~)
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