地道な努力をし続ける
地道な努力をし続ける
■3月3日、「日本でいちばん大切にしたい会社」
大賞の受賞者が発表され、その中に、島根県
松江市の株式会社金見工務店の名がありました。
この会社は、2015年、大学院在学中に研究室
で取り組んだ「いい会社作りプロジェクト」で
約半年間、個別コンサルティングをさせていた
だき、2017年島根県主催で、弊社が実施した
島根TOP経営塾の参加企業です。
■受賞までの審査は極めて厳正で、企業を対象と
した数ある報奨制度の中でも、これ以上の狭き門
を知りません。
かかわった会社が、栄えある受賞をされたことを
心から嬉しくおもいます。
■昨日、顧問をしている会社の幹部会議でした。
地方都市の駅前ホテルで行われるこの会議は、
結婚式でも使われる立派な施設で、3ヶ月に一度
約百名が参加して開催されます。
この会社は、ご兄弟で創業以来約40年。
黒字経営を続け、グループ年商90億。
今期も過去最高業績の見込みです。
■昨日行った会議のメインテーマは
「お客様の喜びが自分達の喜び」。
このテーマは会社の「創業の思い」を
掲げている会社の手帳にも示されています。
昨日は、「お客様の喜びが自分達の喜び」の
意味や意義を味わうと共に、日常業務との
つながり、実践事例の共有、今後より良く実践
するための方策などについて話し合われました。
■この会社が、創業以来成長し続けている大きな
要素の一つが上記のような取り組みです。
すなわち、いかに儲けるかというような小手先の
手段を追求するのではなく、あくまでも人の心を
大切にした人作りを愚直に続けていることです。
くわえて、日常においても先ほどご紹介した
会社の手帳に示されている「経営理念」、
「行動指針」、「理想の姿」などを会長、社長
はじめ幹部と役職者ほど、よく実践している
ことです。
このような事例を目の当たりにする度に
経営観が強化され、さらなるお役立ちを
していこうと、心新たにする次第です。
今日も皆さまにとって、
素晴らしい一日になりますように。
日々是新 春木清隆
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安易に近道を選ばず、
一歩一歩、一日一日を
懸命、真剣、地道に積み重ねていく。
夢を現実に変え、思いを成就させるのは、
そういう非凡なる凡人なのです。
稲盛和夫(経営者 1932~2022年)
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