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生涯現役

生涯現役


■昨日から関東の秘湯といわれるところで、
合宿をしてきました。

今回の合宿テーマは、長期視点での計画の
見直しと、目標の再設定(上方修正)です。

寒波に加え、数十センチの積雪で、帰路が
危ぶまれましたが、手応えのある合宿と
なりました。



■先週、関係している会社の創業者から、
生涯現役で会社を見守っていく思いを
お聞きしました。


創業から37年。
徒手空拳から一代で上場企業と肩を並べる程、
立派な業容の会社を作り上げたその人は、現在、
代表取締役会長をつとめています。


次世代経営陣を育て、コロナ禍でも、創業以来の
黒字経営を続けるこの会社は、百年以上続く企業に
なることを(以下、百年企業)数年前、この会長が
発信し、全社に浸透しています。




■百年企業を掲げてから、会社全体が新たな
「志(こころざし)」を持ち、
さらに力強くなった感があります。


それは、会話の中で百年企業という言葉が
よく発せられるようになり、意思決定の場面で、
長期視点をより意識するようになっている事などです。


冒頭の創業者の思いも、長期視点に立ち、
深い思索の中から思い至ったものと思料します。




■筆者は、生涯現役肯定派です。


このところ、経済的な自立を実現させて、
仕事を早期にリタイアするFIRE(ファイヤー)
なる言葉を見聞きします。

アメリカから発生したこの単語は、働くことは
罰である。という宗教的な思想背景や、儲かった
者が勝者である。という人生観が根底にあるよう
にかんじています。


一方、筆者は、仕事の目的は、自身の成長を
通して人の役に立つこと、と認識しています。


わけても経営者は、掲げる目標が高いほど苦労
するので、人として最高に成長できる職業である
と了知しています。




■以前の小欄で「経営道」として

経営者は、長きにわたり会社を発展させるために
あらゆる艱難辛苦を真正面から受け止め、呻吟する中で

「この問題は自分(自社)に何を気づかせようとしているのか」

「自分(自社)は如何に生きるべきか」

「自分(自社)の天命・使命とは何か」

「自分(自社)の能力や持ち味をどのように活かして、
世のため人のために生きて行くのか」

「自分(自社)の社会との関わり合いはどうするか」

といったことを日々考え続けて行かなければなりません。


と記述しました。
https://www.hibikorearata.co.jp/blog/everyday/entry-254.html

この考え方は、我が国の偉大な経営者の生き様
から学ばせてもらったものです。

渋沢栄一(享年91歳)
松下幸之助(享年94歳)
稲盛和夫(享年90歳)

この方たちが、生涯現役で、その志に向かって
日々、死ぬ気になって一所懸命に生き抜かれた
その心に、僅かでも近づけるよう生涯かけて
歩んでいこうと思っている次第です。



今日も皆さまにとって、
素晴らしい一日になりますように。

日々是新 春木清隆


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自分の命がなくなるということは、
自分の命を他の人の命の中に
残していくことである。

自分に与えられた命を、
より大きな命の中に
溶け込ませるために生きていくことこそ

私たちが生きる究極の目的であり、
永遠の命につながることだと思う。

日野原重明
(医師 享年105歳 生涯現役)
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