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新任管理者の学び

新任管理者の学び



■今週の日曜日(6/5)夕食後、何気なく
テレビをつけると、BSチャンネルで、
高倉健主演の『駅』という映画を放映
していました。

残り1時間ほどと、途中からでしたが、
すっかり見入ってしまいました。

映画の舞台は、わが故郷である昭和の北海道。
街の様子などを懐かしく思い返していました。

中でも印象に残ったのは、昭和の人たちの
熱量の大きさです。

知らないうちに、心の声と違う無難な方を
選んでいる自分・・・。

そして、何と言っても高倉健の演じる主人公。
愚直で不器用な男の生き様にシビレました。





■この4月より、関わっている会社で
「リーダーのためのコミュニケーション研修」
全5回を隔月で行っています。

参加者は、この4月に新たに昇格した新任管理者
はじめ20名の拠点長です。

実施の背景として(以下、事前アンケートから)
「衝突・不和は少ないが、摩擦を避けるために言わなくてはいけないことを言えないことがある」

「時として、部下への声掛けが強くなってしまう。部下一人ひとりのレベルに合わせた伝え方や指導を行う事が現在の自分自身の課題です」

「自部門の目標を達成したいが、部下とのコミュニケーションに課題がある」
などがありました。



■「知識は経験を通じてのみ技術となりうる」を
テーマに、研修は2ヶ月1回。


研修の間に、研修バディと共に
・経験を振り返るワークを行なうこと
・読書からの知識を現場で実践することで


1, 自分を知るための、実践と相互学習
2, 経験から学ぶための、振り返りと意味付け
3, これらを通じて、多様性の価値を理解し、ビジョンを形成する


などの学びを深めていきます。
下図が、研修と研修の間のワークへの
取り組み度合いによる成長差異のイメージです。


■以下は、課題図書 D・カーネギー 著
 『人を動かす』の読書レポートです。
4月から新任管理者になった20歳台の方が
書かれたものです。(6月上旬授受)



(ここから)
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昨年までは意見として受け取り、
話を聞くことが多かったのに
今年度になってだんだんと話を聞く機会が
少なくなり、周りのスタッフからも
忙しそうだからと思われ、
スタッフの中に溜め込んで
しまっていることありました。

また、自分の意見を押し付けるのではなく、
相手の立場に立ってその方はどう思っているか、
どうしたいかを汲み取り、コミュニケーションを
とることで自然と良い方向に導けるのではないか
と感じました。そのためには準備が大事。

<中略>

今の自分に圧倒的に足りていないのは、
この準備だと感じています。

現在の自分はただ業務をこなし、
必要であればただ指示をするだけ。

そのため、その指示が突発的になり、
他スタッフも困惑してしまい
仕舞いには怒りとなって爆発してしまう。
と言う悪循環になってしまっていました。

<中略>

まずは自分の行動を改め、相手にもっと関心を
持つところからはじめて行きたいと思います。

具体的には、
全員の名前を漢字で、フルネームで書ける。
趣味や好きなことを把握する。

当たり前のことですが、相手に関心を持つ上での
初歩中の初歩だと感じたためです。

そして全スタッフ1日1回は業務内で
良かった点を伝えていきます。

現在、連携ミスが多く士気が下がっているので
もう一度自分から行動を変え、全員が部門の
雰囲気が変わったなと思えるように努めていきます。

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 (ここまで)



■ご本人の高い資質と相まって、
4月の研修で行ったメタ認知を深めるワークと
研修後、バディとのワークの実践から、
自分の言動や感情、その原因を客観視し、
問題解決に向けて、自分で対処方法を
選択している様子が確認できます。


他の方のレポートからも、全5回終了後の成長が
楽しみな研修になりそうです。


今日も皆さまにとって、
素晴らしい一日になりますように。


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成功する人は、失敗から学び、別な方法でやり直す。

デール・カーネギー
(作家 1888~1955年)
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