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親孝行

親孝行


■先週(5/5)、千葉県の自宅から、
都内の靖国神社まで35㎞を歩いてきました。


以前、新幹線に備えてある雑誌に、江戸時代
90歳まで活躍した版画家の葛飾北斎が80代で
長野県の小布施まで旅したことが書かれていた
記憶があり、今回、調べてみましたら確かに
80歳を過ぎてから、江戸から長野県の小布施
まで、4回旅をしていることがわかりました。

江戸から長野県の小布施まで約240㎞。
当時、その旅程は、宿場町に泊まりながら
5泊6日が一般的だったようです。

240kmを6日で割ると1日40km・・・。
江戸時代の日本人の健脚ぶりを痛感しました。


■4月は多くの会社で新入社員を迎えられたと
思います。筆者が行う新卒研修では「親孝行」に
関する時間を必ずとります。


その中で、生まれてきたことに「感謝」し、
育ててくれた両親に対する「感謝」の思いに
より深く気づくことで、自然と「親孝行」を
しようという「報恩」の気持ちを育みます。





■中国の古典『孝経』の中に
「孝は徳の本なり」
(親孝行というのは全ての道徳の根本である)
という言葉があります。



どんな仕事も
「お役立ち業」であり
「人喜ばせ業」です。



ですから、自分の親や家族をはじめとした身近な
人から、仲間やお客様、お取引先、地域社会と、
お役に立ち、喜んでいただく対象を広めていく
ことが仕事であり、その原点になるのが「親孝行」
だと解釈しています。




■筆者がかかわっている会社や、視察させて
いただいた会社で実施されている
「親孝行」に関する事例をご紹介します。
(すべて中小企業)


・親孝行月間は、会社が交通費全額負担で、
新入社員が帰省し、ご両親に親孝行を実践

・5月、初めての給料の後に「親孝行実習」
として、必ず、実家に帰り、両親に感謝を
伝える

・入社式 には父兄をご招待。そして、
「お預かりしたかぎり、
100%育て上げさせていただく」
と社長が宣言

・親孝行月間に作文を書く

・親孝行手当・家族感謝手当を支給

・社内報を家族に送る

・社員の働く姿を家族にDVDレターとしてプレゼント

・家族参加の社内イベントの開催

・「両親、妻、子どもの誕生日」そして
「両親、配偶者等の命日」などに、
法定有給休暇とは別に特別休暇を付与

・社員の誕生日は、おいしいスイーツに社長の
手書きのメッセージカードを添えてプレゼント。
同時に親御さんにお菓子を、そしてご先祖さま
にもお供え物を贈呈

・社長の出張時、出張先に社員の実家がある
場合は、遠回りしてでもわざわざ立ち寄り
「お子さんは元気にしています」と報告

・子が親の職場を見学する「子供参観日」


以上、今日も皆さまにとって、
素晴らしい一日になりますように。

日々是新 春木清隆

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最も身近なひとを幸せにすることは
最も難しいことであり、
それ故に最も価値のあることである

宇野千代
(小説家 1897~1996年)

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