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成長の機会

成長の機会



■昨日(4/12)、息子の大学の入学式に
WEB上で参列し、総長式辞に大いに刺激を受け
さらなる学びと実践を決意した日でした。


■一昨日(4/11)は、関わっている会社の
新任総務課長を軸に役員を交えてミーティングを
行いました。


他拠点展開するこの会社に新卒で入社後、
現場で働き、20代後半で総務課長の辞令を
もらう時に彼が言われたことは
「5年後に総務部長になること」でした。



■ミーティングのテーマは全社でルーティンと
なっている業務の見直しです。


はじめに、何のためにという、目的を共有した後
全体把握をするために、現状の業務フローを
書き出し、手順の見直しを検討し、期限を決めて
いく手法は、先週の本欄で共有した
「観察・分析・判断」と同じく
チェーンストア理論の原理原則の1つです。

https://www.hibikorearata.co.jp/blog/everyday/entry-301.html





■ご存知のように、現場には会社のすべてが
集約~表出されており、現場での経験は
仕事に対する、不合理や不条理を体感できる
貴重な機会です。

そして、その不合理や不条理は、一つひとつ
取り上げ、磨き上げることで、会社を発展
させる財(たから)になります。




■私たちは、現場から離れ、5年前と
同じことをしていても違和感を抱かない、
現状維持が当たり前の状態に陥りがちです。


これだけ変化の激しい環境の中で、
変化の必要性を感じない状態は、
異常ともいえるのではないでしょうか。


私も含め、多くの人は安定志向に陥りやすいもの
です。現状、特に問題がないから変化しないこと
は、緩慢な倒産に向かっている状態ともいえます。


そのような私たちが、常に意識すべき言葉は
「現状否定」であると感じています。





■ミーティングの中で出てきた言葉は

「現場のお客さまは、お客さま」

「総務のお客さまは、現場」で

「どうしたら、現場の業務負担を減らせるか」
でした。



新任総務課長が感じてきた、不合理や不条理を
エネルギーとして、現場・現実の現状に則した
手順を対話していくことで導き出し、得られる
経済効果は、1日1時間の作業時間が圧縮された
場合、以下のように算出されます。

2,500円(社員時給換算)/日×20日×12ヶ月×30拠点=1,800万円/年間利益寄与額

(該社の数値ではありません)




■○○ゴールという言葉があります。
たとえば、上場ゴールという使い方をした場合
上場を果たしたオーナー経営者が、当初の目標を
達成し、金銭も手に入れ、それまでの姿勢から
好ましくない方向に変化することを言います。


そのような意味で、就職ゴールや昇格ゴールと
言えるのではないかと思われる人たちを数多く
見てきました。




■一方、「鉄は熱いうちに打て」という言葉が
ありますが、これは、人財育成において
好機を逸してはならないことのたとえです。


これからの時代を担う人たちに、いかに成功
体験をしてもらえるか、言い換えると私たちが
彼ら彼女らの、最大の成長支援者になることが、
会社繁栄への大きな力になると確信しています。



今日も皆様にとって
素晴らしい一日になりますように。

日々是新 春木清隆


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人にものを教えることはできない。
みずから気づく手助けができるだけだ。 

ガリレオ・ガリレイ
(イタリアの物理学者、天文学者、哲学者 / 1564~1642年)
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