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人の意識

人の意識


■今週の日曜日(3/6)、思うところあり、千葉県の自宅から、靖国神社に向かって歩き始めました。30㎞ほど歩き、錦糸町で美味しそうな街中華をみつけ、昼食と一緒に生ビールをグビグビやったら、すっかり弛んでしまい、そこからは地下鉄に乗り、靖国参拝してきました。


先月の24日以来、行われている残酷非道な行為で、世界中の人の意識が揺れ動いていますが、一刻も早く止むことを心から祈るばかりです。


■瞑想を学び始めた20代の頃、人口の一定割合の人が瞑想を行うと、その地域の犯罪率などが低下する社会実験のレポートを読みました。


毎月、出張で複数の地方都市に伺いますが、その佇まいに、都内のターミナル駅の苛ついた雰囲気との違いを感じています。雰囲気の違いは、そこを行き交う人たちの意識の違いなのかな~、と勝手に考えています。



■事業会社2社での経験。その後、多くの会社と伴走している現在。会社経営においても、そこで働く人の意識が、奇跡のような成果を導き出すことを体験してきました。それは、再上場や新規株式公開。さらには、最近、関係している会社でも、この厳しい環境下で、以下のようにアップデートし続けています。


・会社の新たな価値観を幹部が中心になって策定し、全社展開
・20代管理者の複数輩出
・新規事業の黒字化
・社員満足度調査から社員幸福度調査へ、働く指標の方向転換
・中期経営計画を次世代リーダーたちが中心に策定し推進
・経営者の永年の努力が報われ、厳しい基準の顕彰制度で選出される
・過去最高益更新などです。



■これらの会社では、そこで働く人たちの仕事に対する意識がとても高いことが共通しています。その人たちは、組織の一部の人たちで、役職はバラバラです。彼ら彼女らは真のリーダーと思われる人たちです。


コロナ禍で、変化の速度は一気に加速し、働き方や働く意味を大きく変える作用をしています。上記に挙げた関係している会社では、(コロナ禍以前から)この変化を感じ取り、経営の内容を変化させているのです。



■ダニエル・ピンクはその著書『モチベーション3.0』で、モチベーションについて以下のように分類しています。


昭和の時代は、モチベーション2.0が成長エンジンでした。昭和が終って30年以上経った現在、かつての成長エンジンは衰退エンジンになっています。すなわち、お金や権力で動く時代から、一人ひとりの「幸せ」や「夢」に焦点をあてることで、働く人の意識レベルを上げることが重要になっています。



関係している会社では、まだ緒に就いたばかりですが、社員さん一人ひとりに「仕事の意味」を問いかけています。そして、社員さんの「幸せ」や「夢」と真剣に向き合い、どのようにしたら社員さんの多様性を包括できるかを模索しています。さらに、その実現ため、経営システムの再構築に挑戦している最中です。

今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。


日々是新 春木清隆


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自由への愛は他者への愛であり、権力への愛は自らへの愛である
ウィリアム・ヘイズリット  
(イギリスの随筆家 1778~1830年)

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