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未来を考える

未来を考える

■今年もあと2週間程度。
年末に向け、振り返りや計画など有意義な時間を
予定されている方もいることでしょう。


今回は野村総合研究所
(Nomura Research Institute, Ltd.)
通称NRI総研から発行されている
NRI未来年表2022~2100から
情報共有をします。
https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/knowledge/publication/nenpyo/nenpyo_2022.pdf?la=ja-JP&hash=374F10E49C5C9A96C4F354B0683C7B2EFB5B3F5E




■キーワードとして、解説されている語句は
・AI(人工知能)
・カーボンニュートラル
・モビリティ
・第6世代携帯電話  があり、
その解説を読むと、これらのキーワードが、
私たちの産業や仕事、そして日常生活の変化に
大きな影響を及ぼすことが想像できます。


■上表は、NRI未来年表2022~2100の中から
住宅と産業用ドローンの市場規模に関する
数字を一部抜粋~加工したものです。


「ZEHストック数」とは、「ネット・ゼロ・
エネルギー・ハウス」の略称で、「躯体強化」
「省エネ」「創エネ」により、年間の一次エネ
ルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した
住宅の呼称です。



■2022年から2030年の成長率を少ない順に
並べると以下のようになります。
新設住宅着工戸数・・・・・・76.5%
広義のリフォーム市場規模・・105.8%
産業用ドローン・・・・・・・262.6%
ZEHストック数・・・・・・・311.8%


新設住宅着工戸数は、76.5%しかないのか
と考える方と、2030年で65万戸もあるのかと
考える方の両方いらっしゃるかと思います。


また、住宅という限られた市場の中でも
変化の度合いは、これだけ大きな差異を
あらわしていることから、私たちを取り巻く
環境変化の速さを再認識される方も
いらっしゃるでしょう。




■経営のかじ取りをするにあたり、日ごろからマクロ経済の流れをつかみ、今日ご紹介しているような新しいデータをフォローしていくことで本質をつかみ取る力が備わっていくように思います。


そして、目先の事象や数字にとらわれることなく
ビッグピクチャーを描いていく。
その、ビッグピクチャーを実現すべく、戦略を
打ち立てていく。


戦略とは本来、(たたか)いを(はぶく)ことで
不要なエネルギーを使わず目的を達成するための
科学や技術です。




■そのような観点から、自社の経営戦略思考にあたり
重要なポイントは以下の3点です。

1,既存事業について、現在の問題点を全て洗い出し、未来に予測される事業環境をあらゆる角度から検討して考える

2,長期的な視野に立ち、どの事業を、どのタイミングで、どのような形で撤退すべきかを考える

3,逆に、どのような事業をどのタイミングでどのような形でスタートすべきかを考える



■まとまった時間の確保しやすい年末年始。
日ごろとは違った視点や視座で、ご自身の人生や事業の戦略について、じっくりと考えてみることもより豊かな未来につながるのではないでしょうか。



今日も皆さまにとって、
素晴らしい一日になりますように。

日々是新 春木清隆


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未来は今日始まる
明日始まるのではない

ヨハネ・パウロ2世
(ローマ教皇 1920~2005年)

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