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明るい未来を創る心2

明るい未来を創る心


■今日は来年の展望と、今年のうちから
準備できることなどについて共有します。


■来年(2022年)の干支は
壬寅(みずのえ とら)。

「壬」の文字には3つの意味があります。
一つは、「壬」が工作する叩き台の象形文字
であることから、工作台の上に物をのせ、
その負担を荷(にな)う意につながり、
「責任を担う」という意味になります。


二つ目は、「壬」の真ん中の横棒が長く
字体の真ん中が脹らんでいることから
女性の懐妊の状態を示しています。
このことから「壬」には「はらむ」と
いう意が含有されています。


三つ目は、「へつらう」という意です。
任は「栠」(にん、じん)という字につながります。栠は柔弱な木です。そこから、意志の弱い人間を栠人(にんじん)と呼ぶようになりました。そしてこの栠人は佞人(ねいじん)に通じ、口先だけでへつらう柔弱な人間のことを指します。




■一方の「寅」の文字の真ん中は、
矢と手を合わせる、約束する、の象形です。
下の八は、人をあらわしています。

矢には、矢が一直線に行くように、
いつまでも変わることがないということから
転じて「誓う」という義があります。
こうしたことから、「寅」には「つつしむ」、「約束する」、「手を合わせる」、「協力する」、「助ける」といった意があります。





■過去の壬寅の年を振り返ると

1602年(慶長7年)は、翌年の1603年(慶長8年)から約260年続く江戸幕府の幕開け前年で、諸々の準備がなされた年。


1902年(明治35年)は、1904年(明治37年)から始まる日露戦争にむけ、日英同盟が調印され戦艦三笠が竣工するなど、将来起こる可能性のある戦いに対して、着々と備えがなされた年。


1962年(昭和37年)は、1964年(昭和39年)の
東京オリンピックに向けた諸整備が行われた年。
また相撲界では、第45代横綱・初代若乃花が引退。
その後、相撲の黄金時代と言われる
柏鵬(はくほう)時代に引き継がれました。




■これらの事柄から、来年(壬寅)は、
諸問題がいっそう増大して、
その解決のための任務や仕事が
ますます引き起こりそうです。

そして、それらを適切に処理する人。
事に任ずる人が必要になります。
しかし、私心が強い人、あるいは、口先だけの人が
候補に上がる可能性が高いといえます。


また、新たな幕開けや展開が迫っている
案件に対し、明確な方針を示し、仲間が
一致協力して、これに当たることが、
さらなる発展のポイントになりそうです。




■ここから来年に向けての心構えと諸準備
として、以下の3点をお伝えします。


1,断捨離(だんしゃり)
新しいものは余白がなければ入り込めません。
まずは、不必要な物品の処分。
並行して、組織内の慣行や、ルーティンワークはじめ事業(営業)領域、商品、在庫、債権などの見直しそして、組織図をゼロベースにして再検討を行う。



2,人事を丁寧におこなう
あらためて、人事登用の要点を再確認し
徳性の低い人が重要な任に就いていないか
また、そのような人が就任しないよう留意する。



3,チームワークの強化
会社内外の仲間との連携をさらに強化する。
あらゆる事物に対し、恐れ、つつしむ心を持ち
「虎視眈眈(こしたんたん)」と機会をうかがい
「虎穴に入る」勇気を持ったチームをつくる。



拙文を読む皆さまと
一人でも多くの人が
より輝く来年になることを祈って。


日々是新 春木清隆
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幸福は毎月やって来る。
だがこれを迎える準備ができていなければ、
ほとんど見過ごしてしまう。
今月こそ幸福を見逃すな。

デール・カーネギー
(教育家 1888~1955年)

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(今朝 黎明の空)


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