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消費傾向から考える

消費傾向から考える


■昨年の8月の小欄で、『有効供給を創る』と
題して、コロナ禍で需要が激減し、
貯蓄が増えていることから
商品とサービスの開発のヒントを述べました。
https://www.hibikorearata.co.jp/blog/everyday/entry-206.html



■ご覧になった方も多いと思いますが、
昨日(9/21)の日経朝刊でこの1年間に売上を伸ばした『日経POS』セレクション2021が紹介されていました。

一例をあげると、
本格梅酒ザチョーヤ シングルイヤーは
価格が955円で、従来品より209円(28%)高い
値付けですが、販売金額前年比が69%増と
大きな伸びを示しています。


そのほかの商品をみても、
「本格的な味わいを楽しめる」
「糖質抑えめ、健康に配慮」、
「マスク生活、気になる口元」
などの消費者の欲求をとらえ、
開発~投入された商品でした。

それらヒット商品の共通項は、
従来品より値段は高いが、高品質。
そこから、プチ贅沢志向の強まりを感じました。



■貯蓄の傾向は昨年より更に増えています。今後、緊急事態宣言が解除され、ワクチンがかなり普及してくると、家計はたまった貯蓄をつかってせきを切ったようにプチ贅沢品に向かう流れが予想されます。


また、旅行などは我慢させられていますが、
早くも、自宅に送られてくる旅行業者からのDMの数が急激に増えていることなどから、2年近く事業縮小を余儀なくされながらも耐え抜いた企業は、以前よりも業績を拡大させることが期待されます。


■本来の消費機会を逃したことで積み上がった預金。今、提供している商品とサービスを見直し、更なる磨きをかけ、多くの人に喜ばれる有効供給を創り出していきたいものです。



今日も皆さまにとって、
素晴らしい一日になりますように。

日々是新 春木清隆

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需要がそこにあるのではない。
我々が需要を作り出すのだ。

本田宗一郎
(1906~1991年 経営者)

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