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雑草魂

雑草魂


■今日のブログのテーマは、今朝のジョギング中に
思いつきました。

暑くなる前に走っておこうと思い、夜明け前から
走り始めました。途中で朝日が輝き、少し前まで
青々としていた水田の稲穂の先が黄金色に色付き
稲穂をたれています。


足元をみるとアスファルトのすき間から雑草が
元氣よく生えています。


雑草をみて、稲のように手をかけられなくても、何と
してでも、生き延びるという強い意志を感じ、私たち
中小企業の心意気と相通じるなと感じた次第です。




■さて、2007年 百年に一度と言われたリーマンショック
2011年 千年に一度といわれた東日本大震災。
そして、2020年から百年に一度といわれるパンデミック・・・。

これから10年~15年の内に今回のような大きな
変動はない。とは言い切れない、否、あると想定して
経営にあたるのは、経営者として極めて健全な思考です。


天災やパンデミックの予測は難しいことですが
私たちを取り巻く事業環境の変化はある程度の
見通しと対応が可能です。


先週の拙文で、百貨店業界の生き残り事例に
ついてご紹介しましたが、百貨店以外にここ数年で
大きな変革を迫られる商売として
・小売業(百貨店・調剤薬局含む)
・製造業
・新聞発行業
・広告代理店
・士業 などが上げられます。



■本欄では分かりやすい事例として
中古車販売業を取り上げます。

2025年の大阪万博で空飛ぶ自動車が運行され
ることは、ご存じの方も多いと思います。

空飛ぶ自動車の一般への普及はもう少し先ですが
自動車に関して、これから10年で一気に進む現象として
コネクティッド化・自動運転化・シェア化・電動化が
あります。

自動運転については、その自動化の進化を
レベル1からレベル5と定義しています。

自動化が進みレベル5になると、自宅から
スマホで自動車を呼び出し、目的地を設定し、
目的地についたら乗り捨て。が日常になります。

この自動化が進むと自動車の必要台数が激減し
自動車を所有する必要がなくなります。
よって、中古車販売業界は突然死に至る可能性が
極めて高いのです。


これは中古車販売業界に限らず、私たちを取り巻く
あらゆる業種で起きる現象です。



■しかし、恐れる必要はありません。
その変化を知り、自社の強みを活かして、雑草のごとく
生き残る努力をし続けるのです。



■その具体的事例として、以前から衰退産業といわれた
印刷業界で成長し続けている会社を下記にご紹介します。

丸吉日新堂印刷株式会社
http://eco-meishi.info/

水上印刷株式会社
https://www.mic-p.com/

株式会社プリントパック
https://www.printpac.co.jp/

ラクスル株式会社
https://corp.raksul.com/about/access/


それぞれ規模や差別化ポイントは違いますが
衰退、縮小する市場で着実な成長を遂げている
会社です。皆さまのヒントになれば幸いです。


これからの生き残り策を策定する際、戦略の
フレームワークはとても重宝な道具ですが、
多くの事例を観てきて、その使い手の心の
置きどころが成否に大きく影響することを
付記します。



■最後に、生き残りに対して、どの業種でも共通の
有効策を記します。

1,経営者はじめ社員さんの健全な心身状態
2,社内、お取引様、お客さまとの強い信頼関係
3,どこにも負けない商品とサービス


以上、今日も皆さまにとって
素晴らしい一日になりますように。

日々是新 春木清隆

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いいかい、怖かったら怖いほど、
逆にそこに飛び込むんだ。

岡本太郎(芸術家 / 1911~1996)

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