「辛い」を「幸せ」にするために
■今年に入り、今日で13日目。
時の経つ速さが、歳をとるほど進んでいる感が
あります。
昨年12月の小欄で、2021年の干支は
辛丑(かのと うし/しんちゅう)であること。
その示している事柄から今年の留意点などを
共有しました。
https://www.hibikorearata.co.jp/blog/everyday/entry-222.html
その中で以下の一文を書きました。
「辛い」に一画加えて
「幸せ」な一年にしたいものです。
どうしたら【一画加えて】幸せになれるかについて、
多くのお問い合わせがありました。
今回はこの【一画加えて】の「幸せ」になる
具体策について述べます。
経営者はもとより、幹部、社員さんの「幸せ」度合と
業績には正の相関があることは多くの論文でも
調査・研究されています。
これをご覧になっている皆さんには
釈迦に説法の内容ですので、朝礼の話材などの
ご参考になれば幸いです。
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1、不比
比べない。
地位・収入・容姿・持ち物・環境など無意識のうちに
他者と自分を過度に比較している人が少なくありません。
適度に比べることで、ヤル気の源泉になっているうちは
良いのですが、満たされていない事に心を奪われ、
アリ地獄のように心がとらわれていると
幸せとはいえない状態です。
仕事の依頼があり、社長と面談した際、
自社の社員を他社と比較して、劣っていると
認識されている方もいらっしゃいます。
このような場合は
「私の力不足でお役に立てそうにありません」と
丁重にご辞退させてもらっています。
2、不接
接さない。
スマートフォン(インターネット)です。
とても便利な道具ですが、虚偽報道はじめ
偏った立場からの情報や、中傷、批判、
巧妙に仕掛けられた購買扇動など、
心を不安定にさせる情報で溢れかえっています。
使い方で特に注意すべきはLINEやフェイスブックなどのSNSです。
SNSは、交流の道具として便利な反面、
映える、いいね、などの自己承認欲求を満たすための
情報が氾濫しており、先に述べた人と自分を比べることを
無意識のうちに助長する作用があります。
3、感謝する
「世界がもし100人の村だったら」という本があります。
地球に住む人々を100人の住む村に例え、
世界情勢を知り相互理解を深めよう…というもので
ご存じの方も多いと思います。
その本に書かれている一部をご紹介します。
・栄養の足らない人は15人、
お腹を空かせて死にそうな人は1人います。
・財布にお金があり家のどこかに小銭が転がって
いる人はいちばん豊かな8人のうちの1人です。
この一部を読んだだけでも私たちが、どれほど
恵まれた環境を享受しているかが分かります。
さらに、母の胎内に命を受けて以来
休むことなく、正確に、力強く、働き続けてくれている
私たちの心臓・・・。
この心臓はじめ、私たちの身体のあらゆる働きを
私たちは全く意図していません。にもかかわらず
私たちが寝ている間も、休みことなく、正確に、
力強く、働き続けてくれているのです。
このように、私たちの周りには、感謝すべきことに
満ち溢れていることに気づける人は、
幸せなのではないでしょうか。
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長くなりましたので、残りは次回とします。
比べない、接さない、感謝する・・・。
「辛い」を「幸せ」に感じるためのヒントになれば幸いです。
今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。
日々是新 春木清隆
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人生は心一つの置きどころ
中村天風(1876~1968年 実業家・思想家)
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本日(1/13)黎明の空