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日常

明るい未来を創る心

師走に入り、慌しい毎日をお過ごしのことと
拝察申し上げます。



昨年(2019年)末、顧問先の皆さまや
周囲の方々には、
「来年は激変する可能性が高いので
手元流動性は十分に確保しておきましょう」


さらに親しい方々には
「オリンピックが吹き飛ぶほどの劇的な
出来事が予想されるので、絆と心構えを、
より確かなものにしておきましょう」と
お伝えしていましたが、残念ながら、
その言葉は現実になっています。


来年(2021年)は、
辛丑(かのと うし/しんちゅう)

「辛」かのとは、動物の解体、
奴隷や罪人に入れ墨をする刑具のこと
切ったり、突いたりする鋭い刃物を
描いた象形文字のことです。

皮膚を刺すと鋭い痛みが生じるので
ピリッとした「からい」という舌を刺す味
そこから「つらい、むごい」などの
意味となり、辛苦、辛酸などの言葉に
つながります。

道具である鋭い刃物は切り裂くことで
新しい面を生み出すことから
「新しい」の意味もあります。

またその字体から、今まで下にあった
エネルギーがさまざまな不合理や抑圧を
取り払い、敢然として上に現れる状態や
革新を意味しています。


「丑」うしは、母のお腹の中にいた胎児が
母体から出て、右手を伸ばした象形文字で
「始める」、「掴む」、「握る」という意味を
持っています。

古書によると丑は紐の意とされています。
ここから、束ねる、統率する、結ぶといった
様子を示しています。

これらから、個人法人問わず、さまざまな要素を
結び合わせ、結合させる意でもあります。



上記古くからの知恵と昨今の事象から、2021年に向け
周囲の方々にお伝えしていることは以下の3点です。

1,自身の心身をベストの状態にすること
経営者の心身の健全さは会社のエネルギーの源泉
つねに上機嫌であることを意識すること

2,手元流動性を堅固にすること
以前の小欄でお伝えしましたが
https://www.hibikorearata.co.jp/blog/everyday/entry-194.html

銀行融資枠(コミットメントライン)を契約した会社以外は
手元流動性比率を3ヶ月以上確保する
手元流動性比率={(現金 + 預金 + 短期有価証券)÷ 月商}

3,結びつき(絆)を大切にする
世の中がどうなろうと、大切な人たちとの
絆を深め、結束力を強化し、楽しむ


来年の干支、辛丑(かのと うし/しんちゅう)の
「辛(かのと)」は「辛(つら)い」に用いられます。
釈迦に説法ですが、人生も経営も決して「楽」なもの
ではなく、基本的には「辛い」ことの連続。



せっかく生きているのだから
経営させてもらっているのだから
自助の精神を忘れずに
1,すこやかで、上機嫌ですごし
2,しっかりと備え
3,大切な人たちと楽しむことで


「辛い」に一画加えて
「幸せ」な一年にしたいものです。


今日も皆さまにとって
素晴らしい一日になりますように。

日々是新 春木清隆

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「頑張れ!! 人は心が原動力だから
心はどこまでも強くなれる!!」

竈門炭治郎(かまどたんじろう)
(漫画・アニメ『鬼滅の刃』の主人公)
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(11/8 黎明の空)


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