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情報と意思決定

この文章を書いている11月11日現在
アメリカ大統領選結果について
種々報道されているようですが
その行方はまだまだ不透明な様子です。


わたしたちは、意思決定する際に
自身が持つ情報を基に行います。

しかし、正しい意思決定のために
自分が持っている情報に偏りがないかというと
そうでない場合が少なくありません。


自社の中での情報も然りです。
実際、私が働いていた一部上場企業でも
社長の周辺の人たちが正確な情報を上げることを怠り
社長が“裸の王様”状態になったことが
会社凋落の主因となりました。


「正確な情報を上げることを怠り」と書きましたが
多くの場合は、「正確な情報を上げ難い」状況がその真因です。


その状況を作り出しているのは社長です。
そのような社長には以下のような特徴があります。
・自分にとって心地良い情報しか聞きたくない
(私も含めて人にはこの傾向があります)
・自分から情報を取りに行っていない
(めんどうくさい、情報は下から上げるのが当たり前という間違った認識)
・人の話を聴くことが苦手
(傲慢)
・そもそも人のことを信じていない


よって、私たちは常に素直な気持ちで
日々自身の修養に努め、自らの言動を省み
多面的な情報を得る努力をし続けたいものです。

今日も皆さまにとって素晴らしい一日になりますように。

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「我を亡ぼす者は我なり」
呻吟語(しんぎんご/中国の古典)

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