多面的に考える
多面的に考える
■今週、ある地方都市へ出張した際に聞いたコロナに関する情報です。
その地域で、コロナに罹患された方とご家族が、
地域の一部の人から心無い扱いをされ、
ご家族が自殺されたとのこと。
■その話を教えてくれた社長は
「もし、当社でコロナ患者がでたら、
この土地では100%仕事が出来なくなるでしょう」
と話されていました。
■とても心が痛む、不条理な話ですが、
私たちも無意識のうちに
このような一面からだけの認識や判断を
していることはないでしょうか。
■一面からだけの認識や判断は、
言い換えると自分(自社)の立場からだけの
認識や判断となります。
■仕事上、比較的多い事例として、
幹部会議などで議論する際に
自社の立場からの意見交換で終始し、
お客様・現場・競争相手・地域社会などの
立場や視点からの検討がなされずに
意思決定に至るケースです。
■このような意思決定が続くと、
事故やクレーム、業績不振。
個人の場合ですと、病気などの
不都合な現実となって、
成長を促してくれるのですが、
習慣化していますから、簡単には気づきません。
■私たちは何事も常に同じ状態にすること、
すなわち固定化しがちです。
何故ならそのほうが楽だからです。
そんな事態を回避するために、
日頃からの仕組み作りや訓練が必要です。
有効な手段として
1)多種多様な人と付き合う
→この2週間以内で、初めて出会った人と10分以上会話しましたか?
2)日頃から新たな体験に挑戦する
→この2週間以内に、<新たな挑戦>と言えることをしましたか?
3)日々省みる(日記)など
→日記など省みる習慣がありますか?
今日も皆さまにとりまして、素晴らしい一日になりますように。
日々是新 春木清隆
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変化するには、古い習慣を新しい習慣に置きかえねばならない。
ウィルファード・アラン・ピーターソン(アメリカの作家/ 1900-1995)
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