「激動の中で」
情報が錯綜し、絶え間なく状況が変化する中激闘の日々をお過ごしのことと存じます。
■私たちは、
・この状態はいつまで続くのか?
・緊急事態宣言は、本当に5月に解除されるのか?
・その後の社会情勢や事業環境はどう変わるのか?
などなど、考え悩むことがたくさんあろうかと思います。
もちろん、私もその一人です。
■日々刻々と状況が激変する中で、
私たちは
「変えてはいけないこと、変えなければいけないこと」を
今一度、はっきりとさせることが大切だと考えます。
■3月初中旬くらいまでは、まだ楽観ムードもあり人の意識や出足もここまで沈滞しておらず、経済面優先でしたが,、れは命に関わること、という認識が広がり、一気に自粛ムードが深まり、人々の心に暗い影を落としています。
■また、4月に入ってからは、これは2~3年の長期戦になりそうだ。
これからどうしていこう・・・という声を多く聞きます。
先日、総理大臣が1世帯30万円から、1人一律10万円の支給に変更すると言った事に対し、「先日言っていたことと違う」というような批判をした野党議員がいました。
■現在、人々の意識を含めた環境は、目まぐるしく変化しています。
ほとんどの商売で、4週間より前の戦略・戦術では通用しなくなっています。
したがって、私たちは、生き残りのために戦略・戦術を変化させていく必要があります。
■一方、変えてはいけないことは、理念(目的)です。
釈迦に説法ですが、理念を具現化させるための手段としての戦略・戦術です。
これだけ環境が激しく変化していますから、戦略・戦術がそれに対応して変化するのは、必然であり、必要です。
リーダーの言うことがコロコロ変わることは当然です。
朝令暮改ならぬ朝令昼改、朝令朝改です。
■このような環境下、社員さんが理念(目的)をしっかりと理解し、組織に対して高い信頼と安心感を持つことが平時に増して重要になります。
会社の風土作りです。絆作りです。
状態として、
・社員さんが、経営理念と自分の仕事とのつながりを理解している
・そして、過度に上司や部下に遠慮をすることなく発言、行動している。
・さらに、圧倒的当事者意識をもって、臨機応変に行動している。です。
このような雰囲気の職場作り、会社風土作りが、打ち出す戦略・戦術の実効性を高めます。
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最後にダーウィンの言葉を記します。
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』
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日々是新 春木清隆