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読書メモ

『アルケミスト~ 夢を旅した少年~』【読書メモ】

『アルケミスト~ 夢を旅した少年~』【読書メモ】

■明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。


まとまった時間がとれた年末年始。
読んだ本の中から、記憶に残った一冊を
共有します。



■本の題名は『アルケミスト~ 夢を旅した少年~』
著者はブラジル生まれのパウロ・コエーリョ。
この本は170カ国以上の国で1億部以上が売れた
世界的ベストセラーです。

200ページほどの文庫本で平易な文章ですので
短時間で読めます。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%88-%E5%A4%A2%E3%82%92%E6%97%85%E3%81%97%E3%81%9F%E5%B0%91%E5%B9%B4-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%A7/dp/404275001X




■日頃、ビジネス書や実用書が主体の読書ですが
この寓話を読み、知らぬうちに現状安定をのぞみ、精神的にだらけている自分に気がつくいい機会になりました。



■この物語は、アンダルシアの羊飼いの青年
サンティアゴが、繰り返し見る夢に感化され、
安定した放牧の生活を捨てて、エジプトの
ピラミッドに旅立つことから始まります。

途中、財産を失ったり、部族間の争いに
巻き込まれたりと、様々な困難に直面しますが、
持ち前の勇気と決断力で乗り越えていきます。
その旅の中で、新しい体験の中に宝物を見つけ、
ロマンスも芽生えます。

そして、エジプトから戻った彼は、アンダルシアの
木の根元に文字通りの金と宝石を見つける。
という内容です。




■以下、本の中で心に残った言葉を記します。
「夢を叶えるには前兆に気づくこと」
「自分をしばっているのは、自分だけだ」
「夢を追求している時は、心は決して傷つかない」
「学ぶ方法は一つしかない。それは行動を通してだ」
「何ごとも良い面と悪い面がある」
「僕が真剣に自分の宝物を探している時、毎日が輝いている」



■これらの言葉は、松下幸之助氏や稲盛和夫氏らが
影響を受け、私も信条としている中村天風師の説く
天風哲学と相通じるところが多くありました。
共通すると感じた天風師の言葉として

「人生は心一つの置きどころ」
「絶対的積極性」
「前後裁断」などです。



■仕事では『心の雑草は、毎朝取りましょう』
などと、エラそうなことを言っていますが、
自分の心の中に、慎重が過ぎた<消極的>という
雑草がはびこっていることを知らされ、
日々の習慣に<雑草取り>のワークを
取り入れた次第です。



以上、本年も皆様にとって
最幸の年となりますように・・・。

日々是新 春木清隆

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幸福や幸運は、積極的な心もちの人が好きなんですよ。

中村天風(実業家・思想家1876~1968年)

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